プラットフォームの間でも意見が分かれる「NFTゲーム」に、我々はどう向き合うか
NFTゲームにおいて、NFTは脇役に徹することができるか
これは筆者の個人的な見解だが、あくまでNFTは脇役であってほしいと思っている。主役となるのはプレイしていて面白いゲームであり、そこで手に入ったNFTアイテムやトークンを使った公式取引によって、プレイヤー同士の交流が生まれたり、クリエイティブな活動の手助けに繋がったり、コミュニティが活性化するというのが、ゲームとNFTとの理想的な関わり方のひとつではないだろうか。
これならば、運営は取引や交換の手数料でもって、利益を得ることもできるし、コミュニティの持続安定化はNFTの安定化にも繋がるので、ゲームのプレイヤー以外にもメリットがある。
ともあれ、今後はルールの整備や、なにを、どのようにNFTにしたらユーザーは楽しめるのかというコンテンツや仕組み作りが必要なのは間違いないだろう。また、不信感を取り除くためにも「なぜ」NFTを導入するかといったユーザーとのコミュニケーションも必要だろう。メタバースとNFTはセットで語られがちだが、必ずしもバーチャル空間の取引にNFTは必須ではないことも、多くのゲーマーは知っているはずだ。
誠実に、面白いコンテンツを提供し、コミュニティをサポートする。そのためにNFTを活用してほしい。
(画像=Unsplashより)