西山茉希が提示する恋愛の価値観 「どんなに悩んだって、運命は決まっちゃってる」

 ABEMAオリジナル恋愛番組『隣の恋は青く見える3』(以下『隣恋』)が、現在配信されている。『隣恋』では悩めるカップルたちが合意のもと“お試し破局”を行い、フリーになった状態で1週間の“公認浮気生活”を通し、復縁か別れかを選択していく。

 今回は、同番組のスタジオゲストとして、6話から最終話までの恋路を見守った西山茉希に、『隣恋』を通して感じた、恋愛や恋人との関係性について話を聞いた。(リアルサウンド編集部)

『隣恋』への出演を聞いた時、「受けられないかもしれない……」と思った

――『隣恋』は、“お試し破局”や“公認浮気”など、現実ではなかなかないスキャンダラスな題材を扱っています。テーマを聞いた時、どう思われましたか?

西山茉希

西山茉希(以下、西山):ゲスト出演する前に番組を拝見したのですが、ちょっと観るだけで苦しくなってしまい……。実は、「私、受けられないかもしれない」とお話ししていたんです。“公認浮気”というのが、自分の感性のなかだとあり得ない設定だったので嫌悪感を抱いてしまって。最初は、「そんなの、恋でもなんでもないじゃん!」と否定していました。

――それは、最終回まで観ても変わらず?

西山:いや、最初に抱いていたイメージとまったく変わりましたね。拒否感があるものでも、最後まで観ると得られるものがあるんだなと思いました。

――嫌悪感を抱いたのは、どのような部分だったのでしょう。

西山:恋が終わりを迎える時は、“お試し破局”や、“公認浮気”なんて試すようなことをするべきじゃない。目の前で、向き合って決めることなのに! と思っていました。だから、お試し期間があったり、別の人と恋愛ごっこをするのが、気持ち悪いと感じていたんです。だからそれが成り立つことに驚きを隠せませんでした。いまの恋愛って、こんな感じなの? って。

――その固定観念が、具体的に変わっていったポイントというのは。

西山:それぞれが、自分自身と向き合おうとしていると感じた時です。すぐに切り替えて、新しい恋愛をすることに重きを置いているのではなく、“公認浮気”生活のなかで、人生についても学んでいる。それに気づいた時、柔軟に観られるようになりました。

――たしかに今シーズンはこれまで以上に、参加メンバーが自分のダメなところと決別しようと必死に踠く姿が印象的でした。とくに気になった人はいましたか?

西山:サワコが笑顔で帰れたのがうれしかったです。すぐに答えを出すのではなく、もう一度東京でデートすることにしたのも、あのカップルっぽくて好きですね。

――今回は、2組のカップルが元恋人と別れ、新しい恋に進みましたね。ただ、どちらのカップルもすぐに付き合うという選択はしなかった。

西山:昔の私なら、「すぐに付き合っちゃって!」と思っていたと思います。でも、彼女たちが幸せを感じて、次の恋に進めたのなら、それが幸せなのかな? と感じました。勇気を出して、現状のベストを見つけたんですもん。告白をして想いを伝え合うって、いいなと思いました。

【隣の恋は青く見える3👀7話】「暴走機関車はもう疲れた」恋人依存の美人トレーナーが、お試し”破局”で気づいた心の変化

――スタジオではアルコ&ピースの平子祐希さん、マヂカルラブリーの村上さん、岡田結実さんと一緒に番組を観られていましたが、雰囲気はいかがでしたか?

西山:年齢も性別もちがう4人が集まっていたので、それぞれの意見があって面白かったです。とくに、結実ちゃんとは、ひと回り以上ちがうので、新たな発見がありました。

――男性陣と女性陣で、意見はちがいましたか?

西山:村上さんは、男性側の意見をはっきり言ってくださって、例えばご自身がデートをするときは、ここを見ているとか。VTRを観ている時も、「この行動には、こういう意味があるはず!」と教えてくれました。私にはない視点だなぁと感心しましたね。平子さんは、考え方がすごく好きなんです。「奥さんを奥さんとして見ずに、女として、嫁として、浮気相手として見る」。思考のスイッチを切り替えたら、奥さんは1人しかいなくても、永遠に刺激があるんですって。これは、名言だなと思いましたね。「だから俺は、いちばんエロい目で嫁を見てる」と言っていました(笑)。

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