『隣の恋は青く見える3』6話ーー「自分が自分でなくなるくらい好き」元恋人との“復縁デート”が予想外の展開に
最後は、ジュキヤとサオリの幼なじみカップル。サワコに心惹かれていたジュキヤだが、サオリの前ではかつてないほどリラックスした表情を見せていた。シーサーの顔真似をしてふざけたり、ノリツッコミをしてみたり……正直、宮古島にいた時とはまったくの別人に見える。フミヤといい雰囲気だったサオリも、ジュキヤの前では肩の力が抜けているようだ。公認浮気生活中の様子を、「久しぶりに、女になったと思った」「久しぶりに、男になったわ」とふざけて言い合えるのは、信頼している証なのだろうか。
ただ、ジュキヤはサワコのことを、「自分が自分ではなくなるくらい、好きになっている」と話していた。結婚を意識するなら、サオリのような相手の方がいいのかもしれないが、ここまで恋に落ちてしまったら、サワコの存在が頭から離れない可能性もある。刺激か、安心か。ジュキヤが選ぶのは、どちらなのだろう。しかし、復縁デートを楽しみにしていたサオリは、ジュキヤに気持ちを固めているようにも見える。大人な感覚を持っている彼女は、安心できる存在がいてくれるからこそ、“隣の恋”を楽しめることに気付いていたのかもしれない。
今回、復縁デートを行ったカップルのなかで、ハヤトとミオは唯一安定しているようにも見えた。恋愛として好きか、友人として好きなのかという悩みは、仲がいいゆえの悩みでもある。ただ、最後まで分からないのが『隣恋』シリーズ。残る2組のカップルの復縁デートも、どのような展開になるのか楽しみだ。