Anker、オーディオグラスや3Dプリンターなど新製品を発表 “デジタル総合機器メーカー”としての飛躍を掲げる

耳への負担を軽減し、新たなサウンド体験を提供するオーディオグラス

 最後にアンカー・ジャパン株式会社 事業戦略本部長の芝原 航氏が、NebulaとSoundcoreの新製品を披露した。

 Nebulaについては、世界初のAndroid TVを搭載したシーリングプロジェクター「Nebula Nova」を2022年4月13日に発売する。

 臨場感あふれ、迫力のある音響体験を楽しめるDolbyオーディオを搭載し、自宅で簡単に“おうち映画館”を再現できる高機能プロジェクターとなっているという。

 また、同シリーズ初のレーザー光源プロジェクターを採用した「Nebula Cosmos Laser 4K」および「Nebula Cosmos Laser」も2022年6月8日に販売を開始する。

 Nebulaの最上位モデルとして、高解像度かつ高クオリティな音響システムを搭載。

 本場の映画館さながらの、エンターテインメントを求めるユーザーに最適な製品になっている。

 そして、昨今の働き方や音楽視聴シーンの多様化に伴い、Soundcoreブランドから新たに市場へ投入するのがオーディオグラスだ。

 PCメガネタイプの「Soundcore Frames Cafe」とサングラスタイプの「Soundcore Frames Landmark」の2製品を、2022年6月1日から販売を開始する。

オーディオグラス「Soundcore Frames Cafe」「Soundcore Frames Landmark」

 「リモートワークが普及し、長時間イヤホンを装着することが増えている一方、耳を塞ぐ時間の増加によるストレスを感じる声も聞かれるようになった」と芝原は述べる。

 こうした声を背景に開発されたのが、耳を塞がない設計をもとにしたオーディオグラスである。

 耳の周りに搭載した4つのスピーカーとカスタムオーディオプロセッサーによって、耳を塞がずに臨場感あふれる立体的なサウンド体験を提供できるという。

 リモートワークや日常生活にはSoundcore Frames Cafe、アウトドアやスポーツにはSoundcore Frames Landmarkと、利用シーンに応じて選べるのも魅力的だと言える。

 両モデルとも、Soundcoreの専用アプリにも対応し、詳細な音響設定ができるほか、満充電の状態で最大5.5時間の音楽再生が可能になっている。

 現時点で、いわゆるメガネの特質である「度入り」の機能は含まず、あくまでオーディオ製品として販売していくそうだ。

 イヤホンとは異なり、ファッション性に富んだアイテムとして普段使いに取り入れるのもいいかもしれない。

 今回のAnker Power Conference - ‘22 Springでは、全部で25個の新製品がお披露目された。

 アンカー・ジャパンの発展が今後も期待されることだろう。

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