はじめしゃちょーが「YouTuberになるための学校」に潜入 トップクリエイターでも学べるものはある?

 国内トップYouTuberのはじめしゃちょーが、「YouTuberになるための学校」へサプライズ登校した様子を公開した。

10年YouTuberを続けるはじめしゃちょーが学べることはあるのか?

1000万人超えたけどYouTuberの学校に入学したら何か学べんの?

 はじめしゃちょーは4月10日にアップした動画で「新生活のワクワクがないから学校へ行く」という導入のもと、バンタンクリエイターアカデミー専門部が講義を行う「YouTuberになるための講義」へサプライズで参加。本気でYouTube業界を目指す生徒たちにざわつきが走った。

 このクラスではクリエイター・動画編集者・マネージャーなど、様々な職種を目指す若者たちが講義を受けている。講義の内容は「具体的なYouTubeの仕組み」を講師が解説。すでに1000万人を超える登録者数を誇るはじめしゃちょーも深く頷く内容だ。

 また、すでにレッドオーシャンと化しているYouTube界隈において、市場の分析は重要項目。はじめしゃちょーも意見が問われ、「関連動画に自分の動画が上がるため」など、的確な回答を発表する。講師は最終的に、市場分析を行う理由を「努力を無駄にしないため」と結論付けた。特にエンタメジャンルに関しては近年芸能人の参入も目立ち、ハイレベルなレッドオーシャンと化している。さらに、その過酷な市場で勝ち抜くためには、細分化された戦略が必要だと語り、はじめしゃちょーも「ガチや……」と真剣に講義に参加していた。

独学でトップに登ったはじめしゃちょーのセンス

 市場分析、細分化の重要性について講義が進む中、「vidIQ」「kamui tracker」という分析ツールの名前も上がった。近年競争率が高くなるYouTube市場を分析する上では欠かせないツールで、クラスに居る学生のほとんどが利用しているほどの必須アイテムとのことだ。

 しかし、はじめしゃちょーは内心「聞いたことも見たこともねえよ……」と、必須とされている現代のツールには疎い様子。しかし、結果として現在日本のトップに君臨している。もともとYouTuberという言葉が生まれる前から、むしろYouTuberという職業を世に広めた第一人者ともいえるはじめしゃちょー。いわば“ゼロからイチを作り上げた”存在。自身も「完全に独学でやってきた」と語っていることからも、並外れた才能・センスが感じられる。

 講義を1コマ受けたはじめしゃちょーは「マジで知らない知識だらけで勉強になりました」と語っている。いまや世の中からも職業として認められたYouTuber。そしてその職につくため、お金を出し自ら学ぶ人も少なくない。

 専門家たちが教えていることをほとんど知らずに、独自で基盤を作り上げ、自身の道を自ら切り開いていったはじめしゃちょー。専門家の講義と比較しながら見ると、彼の功績がどれほど輝いているのか、より一層理解できる。

関連記事