『隣の恋は青く見える3』3話ーー「嫉妬した顔が見たくて……」 “公認浮気デート”で独占欲を掻き立てられる

 嫉妬は、マンネリした恋のエッセンスにもなりうる。ほかの人とイチャイチャしている姿を見て、独占欲を掻き立てられた経験がある人もいるのではないだろうか。「もう、冷めた」と思っていても、「取られたくない!」と元サヤに戻るパターンもよく耳にする。そのため、『隣恋』シリーズが始まった当初は、“公認浮気生活”を経て、復縁するカップルが多いのだろうと思っていた。しかし、私たちの想像を遥かに超えてくるのが、この番組なのである。

 公認浮気生活3日目。新メンバー・カノンの存在が、石垣島グループの恋をかき回していく。レイナといい雰囲気だったリュウタロウが、デートの相手にカノンを指名したのだ。ショックを受けたレイナは、ハヤトとデートをしていても、心ここにあらずな様子。ラブラブ写真(※写真は、全メンバーに共有されるのが『隣恋』のルール)を撮影する時にも、リュウタロウの目を意識していたように思える。元恋人を嫉妬させるためのルールが、全くちがった方法で生かされるなんて……。

 リュウタロウは、「嫉妬した顔が見たくて、レイナをデートに誘わなかった」と言っていたが、彼の本心はどこにあるのだろう。天秤のおもり(=各自4個のおもりを、気になる人に振り分けていく)の数から察するに、元恋人・アヤカへの気持ちがなくなっているのは間違いない。となると、「見せつけてやろうぜ」とカノンとのラブラブ写真を撮りまくっていたのは、レイナを意識してのことだったのか。

 おもりの数が0になっているのを見て、「10ヶ月付き合ってた私が、(出会って)3日の子に負けるってこと? なんで付き合ってたの?」とつぶやくアヤカも切ない。リュウタロウの浮気が原因で、お試し破局を決意した彼女。“好き”の想いが残っているだけに、復縁デートで一気にヨリが戻ってしまうような気もする。どちらにせよ、典型的なモテ男・リュウタロウは、今後も鍵を握る存在になりそうだ。

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