国内トップのコンビYouTuber・スカイピースがセイキンとコラボし、ファンから改めて業界で重要な存在であると注目を集めている。

新世代YouTuberを牽引するスカイピース　レジェンドとのコラボも大反響

　現在チャンネル登録者数433万人（2022年2月時点）で国内コンビYouTuberのトップを走るスカイピースは、2月20日にセイキンとのコラボ動画をアップした。ここ最近は新世代YouTuberとの大型企画を中心に活動を広げる一方で、久しぶりのレジェンドクラスとの動画にファンから多くの高評価の声が寄せられている。

　2021年11月にスカイピースが企画した「チャンネル登録者大運動会」は記憶に新しい。トップYouTuber、スカイピースと新世代YouTuberのエース、コムドットがそれぞれクリエイターを集め登録者の増加数を競った一大企画であった。この企画の反響は大きくスカイピースは登録者数400万人、コムドットは300万人と目標に掲げていた数字を達成。また他のYouTuberも順調に登録者数を伸ばし、参加した多くのクリエイターが一つのラインである登録者100万人を突破した。

　もともとスカイピースはテオくんとじんたんの2人の掛け合いが好評のコンビだが、ここ最近は積極的に新世代YouTuberと関わりを持っている。コムドットを始め新世代YouTuberたちからはリスペクトを集め、YouTube業界全体の発展に功績を上げている。

世代を問わない企画で業界全体を盛り上げるスカイピース

　そもそもYouTube業界には活動年数や登録者数により、暗黙の世代が存在する。
登録者数1,000万人を誇るヒカキン、はじめしゃちょーはYouTube業界のみならず国内での知名度が高く、いわゆる「神」としての領域とされている。続いてフィッシャーズ、東海オンエアは持ち前のグループ力が強みでレジェンド級としてYouTube業界の最前線といった立ち位置だろう。

　その次の中堅層としてスカイピース、同じくコンビYouTuber・水溜りボンドが肩を並べる。スカイピースが積極的にコラボをしているのは自分たちよりも後発で業界に飛び込んできた、いわゆる新世代YouTuberだ。エース格として人気を集めるコムドット、急速な勢いで成長をとげている平成フラミンゴやくれいじーまぐねっとなどが後を追う。　

　現在影響力を増している新世代YouTuberは、自分たちが業界に入る前は「一般のファン」としてスカイピースや東海オンエアを見ていたメンバーも多い。そんな彼らからすると中堅以上はある意味近づきたくても近づけない領域といったところだろう。

　しかしスカイピースは積極的に自らが若手とコラボをしたり、その後にレジェンド級のYouTuberと繋げたりと、世代の垣根を超えた企画がここ半年間は目立つ。本人たちも若手に向け「もっと色んな人と関係を持ってほしい」「登録者が少ないとしても関係ない」と話している。様々な世代のコラボ動画はスカイピースファンはもちろん、コラボ相手のファンも魅了するなど、シナジーの噛み合った動画の評価は高い。YouTubeというフィールドで、スカイピースがもたらしている影響は多くの業界から見ても大きな功績と言えるだろう。

　自分たちが若手だった頃から数年が経ち、スカイピースも今や中堅層としてYouTube業界をリードする立場に差し掛かった。今までは自分たちが業界を盛り上げていくと意気込んでいたが、テオくん、じんたんはこれからは下の世代を引っ張りたいと語る。

　彼らの明るさがあるからこそレジェンドと若手、世代を問わない企画を多く生み出している。これからも自らを軸とし業界を盛り上げていくスカイピースに、多くのクリエイター、ファンが魅了されることだろう。