今季のドラマは『ドクターホワイト 』（フジテレビ系）に出演中の高橋文哉や『ヒルナンデス！』『スクール革命！』（いずれも日本テレビ系）など様々なバラエティやCMなどに出演している「めるる」こと生見愛瑠がかつて「ふみめる」カップルとしてファンから愛されていたことはご存知だろうか。

　二人は、2018年の恋愛番組『太陽とオオカミくんには騙されない♡』（ABEMA）に出演し、想いを寄せ合っていたことから「ふみめる」ペアとして人気に。現在活躍中のタレント・俳優のなかには、この『オオカミ』シリーズに出ていた人も多く、「ふみめる」のように人気だったペアも存在する。

　今回は『オオカミ』シリーズの魅力とともに、「推し」の恋する姿を応援できる理由について考えていきたい。

『オオカミ』シリーズに視聴者が惹きつけられる理由

　『オオカミ』シリーズは、参加メンバーと同世代の10代20代に人気のABEMAオリジナル恋愛番組。人気の秘訣は、参加メンバーが本気で恋をしにきているということがまず挙げられる。台本がないことから、視聴者と同じように一人の人間として恋愛をしていることにどこか親近感を持って応援できるのだ。そして最大のポイントは、恋愛をしてはいけないというルールのもと、「好きなフリをする」 “オオカミ”の存在による心理戦だろう。好きなフリの演技をしている“オオカミ”が誰なのか推理しながら、メンバーの恋愛を応援することこそが『オオカミ』シリーズの醍醐味なのだ。

　また、他恋愛番組と異なる楽しみ方である、『オオカミ』シリーズ恒例ルール、「脱落制度」も特徴的だ。「脱落制度」では、視聴者投票により最も“オオカミ”と疑われた出演者が脱落する。視聴者は「推し」が騙されないように見守るだけではなく、自分の一票で脱落から守ることができたりと、メンバーの未来を決めることができる。脱落の際にはメンバーが切なく涙する感動回になることでも有名なほど、このルールがあることにより視聴者はより熱く、感情的になる。

“推し”の恋する姿を応援できる

　番組内では、俳優やアーティストなど、表舞台で輝く参加メンバーが真剣に恋愛をする普段見ることができない親近感を持てる姿が露わになる。番組を通し、本来の自分で恋の駆け引きをしている姿、恋愛に悩む姿は、見ているこちらも深く共感してしまうほど。

　だからこそ番組終了後も応援したくなり、さらに最終告白が成立した両想いペアは“ぺアで推したくなる”というのもまた『オオカミ』シリーズのらしさなのだ。『オオカミ』シリーズでは、一から恋をしていく姿を見ることができるため、推しの恋を応援することだけでなく、両想いの相手をも応援する気持ちが生まれるのだ。