はじめしゃちょー、“登録者1000万人”達成までの軌跡 プレッシャーに追われた長い1年を振り返る
“数字を追う”プレッシャーのなかでの2021年
はじめしゃちょーは、2016年3月にHIKAKINを抜き、国内登録者1位のYouTuberに。その後の2020年までの約4年間、トップYouTuberとして先頭を走ってきた。そして昨年11月に登録者900万人を突破、そこから1000万人への挑戦が始まった。
しかし今年6月に、HIKAKINに再び登録者を抜かれ、また人気TikTokerであるじゅんやにも登録者を抜かれてしまう。そのままは両者には一足先に1000万人を突破されることとなる。
そのような大きなプレッシャーを抱えながらも、3億円の豪邸購入動画や、俳優の山田孝之や佐藤二朗、“新世代”として勢いのあるコムドットやフォーエイトらとのコラボなど、1000万人に向けた大型企画を投稿し続けてきたのだ。
先月末である登録者970万人、残り30万人に到達した際には、正座姿で「どうしても1000万人に到達したい」と再度の視聴者へのお願いを込めた動画も投稿。その後も、駅で宣伝のティッシュを1人で1万人に配るなど、数字とタイムリミットに追われながらも走り続けた。
そんな頑張りの甲斐があり、今月20日には995万人を突破。Twitterトレンドには「あと5万人」というワードもランクインし、「はじめしゃちょー目指せ1000万人」や「頑張れはじめしゃちょー 」といったハッシュタグを使い、多くの視聴者が彼を応援してきたという経緯もある。
はじめしゃちょーにとっては、とても長い1年となったのではないだろうか。
HIKAKINと並ぶ、個人トップYouTuber
はじめしゃちょーは、2012年という早くからYouTube活動を開始しており、2014年に現在の所属事務所である「UUUM」に所属した。2015年にはYouTube JapanのTVCMである「好きなことで、生きていく」シリーズにも出演。はじめしゃちょーのイメージを決定付けた「スライム風呂」のポスターが、渋谷109のシリンダー広告となるなど、“トップYouTuber”として9年間駆け抜けてきた。
昨年11月には活動当初から拠点としてきた静岡県から、メディア出演の増加などに伴い、ついに東京に本格的に拠点も移動。配信中のコメントにも「はじめしゃちょーでYouTuberを知った」という声が多く、HIKAKINと同じく、“YouTuber”という職業の世間一般への認知度を高めることにも一躍を担ってきたと言えるだろう。
今回の1000万人という快挙も、長い間第一線を走り続けてきたこれまでの彼の頑張りの証であり、多くの人々にYouTuberとして愛されてきた証明とも言えるだろう。これからも“YouTuberはじめしゃちょー”の展開や生き方に注目していきたい。