日本とアメリカのマクドナルドの違いは? 世界各国の食文化を比較する海外YouTubeチャンネル

 各国の食文化の違いを紹介する、海外のYouTubeチャンネルがある。それはアメリカの「Food Insider」で、チャンネル登録者数は378万人にものぼる。チャンネルの特徴は「国と国の食べ物を比較してみた」という動画を多く投稿している点。そのなかには、度々日本と海外の食べ物が比較されることもある。

US vs Japan McDonald's | Food Wars

 たとえばこちらの動画「US vs Japan McDonald's | Food Wars」では、日本とアメリカそれぞれのマクドナルド商品の違いを紹介している。マクドナルドといえば1948年にアメリカのカリフォルニア州でマクドナルド兄弟の始めた店が起源で、1971年に銀座三越1階に1号店がオープンして以降、日本人にも広く愛されている。

上が日本、下がアメリカ

 まずは、日本とアメリカで同じ商品を用意し、それぞれ計量して内容量を比較する。内容量で明確な違いがあるのは「ドリンク」と「チキンマックナゲット」。ドリンクはどちらの国もSMLと3種類のサイズがあるが、日本のLサイズが540mLに対し、アメリカはMサイズでも621mLもある。アメリカ旅行でマクドナルドを食べたことがある方は、日本と同じようにドリンクを頼むと「こんなに大きいのか!」と驚いた経験があるのではないだろうか。

アメリカのチキンマックナゲット(40ピース入り)

 また、日本のチキンマックナゲットのサイズは「5ピース」と「15ピース」の2つだが、アメリカでは「4ピース」から「40ピース」まで5種類もある。一方で意外にも、マックフライポテトやビッグマックには、2つの国でそれほど大きな違いはなかった。

 価格で見ると、日本とアメリカで同じセット商品を比較したとき、アメリカのほうが37.52%高かった。このような日本とアメリカの物価の違いがわかるのは、各国間でマクドナルドの商品を比較したからこそのおもしろさだろう。

アメリカでは買えない、日本のオリジナル商品

 次は、それぞれの国にしかないオリジナル商品を紹介する。日本ならではのバーガーといえば「えびフィレオ」や「てりやきマックバーガー」「エグチ(エッグチーズバーガー)」、ドリンクなら「マックフロート」や「野菜ジュース」などが該当する。

 コメント欄では「日本のマクドナルドのほうが料理の質が高いと聞いたことがある」「日本のパッケージデザインはとてもかわいい!」といった好意的な声が目立った。

アメリカのオリジナル商品

 一方で、アメリカにしかないマクドナルド商品の1つに「クォーターパウンダー」がある。実はかつて、クォーターパウンダーは日本でも販売されていたが、今は撤退している商品。定番の「クォーターパウンダー・チーズ」や「クォーターパウンダー・チーズ・デラックス」は、アメリカで長く愛されている。

 またアメリカは、充実した朝食メニューが特徴。たとえば「ブレックファーストブリトー」はメキシコ料理の一種で、トルティーヤに卵やソーセージなどを挟み、メキシコ風サルサをかけて食べる商品。また「ビスケットサンド」という、ソーセージや卵、チーズなどをビスケットして挟む商品もある。食文化の違いも学べるので、今後アメリカに行く機会があればこれらの商品はぜひ食べてみてほしい。

アメリカと日本のSubway(サブウェイ)の比較|Food Wars (フードウォーズ)

 マクドナルドのほかにもFood Insiderチャンネルでは、Subway(サブウェイ)やピザハットなどで、日本と海外の比較動画が多く出されている。私たちがふつうだと思って食べている食べ物も、海外ではまったく違うことがあってとてもおもしろい。

 また海外の動画だが、日本の比較動画については日本語の字幕が設定されているので、英語のわからない方でも簡単に視聴できる。海外との食文化の違いについて興味のある方は、ぜひこの機会にFood Insiderの動画を視聴してほしい。

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