ガーリィレコードチャンネルが、48時間生配信に挑む理由 ハンバーガー1000個チャレンジは「計算の結果、今は失敗」

 お笑いコンビ・ガーリィレコードの高井圭佑とフェニックス、そして太郎と雨野宮将明のNSC東京17期生の4人からなる、ガーリィレコードチャンネルがまもなくYouTubeチャンネル登録者数100万人を達成しようとしている。

 モノマネをしたり、ゲームをしたり、アニメキャラになりきって戦ってみたり。“大人になっても、こんなふうに笑い転げて毎日を過ごせたら……”と無邪気な彼らの日々を微笑ましく眺めている同志が100万人も近くいると思うと、その事実だけでもくすぐったく嬉しい気持ちになる。

 基本的にはノー編集、かつ数分間という動画を多く投稿しているガーリィレコードチャンネルだが、12月25日の19:00から48時間の生配信という大型企画を決行するという。題して『チャンネル登録者数100万人いく前にハンバーガー1000個食べたい配信』だ。

 「年末に何か面白いことをやろう。初めはそんな漠然とした話でした……気づいたら3日間でハンバーガー1000個食べる企画になっていました」という4人。この過酷な生配信を控えた今のホンネ、いつか実現させてみたい展望について聞いた。

「“今日何食べる?”みたいな感じで毎日動画撮ってるだけ」(雨野宮)

――チャンネル登録者数がまもなく100万人の大台に乗ろうというところですが、どんなお気持ちですか?

フェニックス:あんまり実感はないですよね。100万人の人間って実際に見たことないし。

雨野宮将明(以下、雨野宮):“100万”ってめちゃくちゃバカな数字ですよね(笑)。

太郎:うんうん、バカがいう数字だよね。「はい、罰金100万〜!」みたいな。

雨野宮:いや、待てよ! 100万って……本当にすごいことなのかもしれない……。

太郎:え、これ本当はすごいこと?

雨野宮:アッハハハ。そのくらいもうわかんないですよ。すごいんだろうけど。正直「やったー! すげぇ!」とか言える自信もないので。

高井佳佑(以下、高井):……まぁ、でも僕は1000万を見てたので。ようやく1歩目、ようやくスタートかなって感じですかね(キリッ)。

雨野宮:かっけぇ〜〜〜!

――チャンネル登録者数の伸びはどのような感じだったのでしょうか?

フェニックス:やっぱり『しゃべくり007』(日本テレビ系)で高橋一生さんに呼んでいただいたときはグッと伸びましたね。でも、おならの動画を上げたらグッと下がって……。

雨野宮:おならだけじゃないだろう、原因は(笑)。

高井:いろいろあるから!

フェニックス:いろいろありつつですかね。

――登録者数78万人ごろに出演された『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)では、声をかけてくれる人が「見事に僕らと同じタイプ」とおっしゃっていましたが、100万人近くなった今ファン層は変わってきましたか?

フェニックス:変わらないですね。デブの男とガリのメガネの男が増えていってる感じです。

雨野宮:でも「全然モテないっすよ!」とか言ってたくせに指輪してるからね(笑)。

高井:(左手の薬指に光るものを見せつけながら)はい、唯一、1人だけにモテました。

雨野宮:この感じでマウントとってくるのやめて(笑)。もうついていけないのよ! 「俺、彼女いるんで」とかじゃなくて結婚しちゃうんだから。びっくりしちゃう。

――(笑)。モテ以外で、お笑い芸人の先輩や後輩など周囲の方からの反応はいかがですか?

太郎:YouTubeを始める先輩がすごく増えて「お前らすごいな」「ちょっと話聞かせてよ」とかそういう機会は増えたかもしれないです。ただ、僕たちがやってることってYouTubeの中では亜流だと思っていて。言えることは「主流のやつをやったほうがいいと思います」くらいしかないんですけど。

フェニックス:僕らは編集ができないので、基本的にノー編集でやってるっていうのが、そもそも亜流なんですよね。

高井:本当に昔の「YouTuber」って職種ができる前のYouTubeってそういうだったよね。友だちが高いところから飛ぶところを撮った動画をアップするみたいな。そういう動画ばっかりだったから。

太郎:企画を立てて動画を撮るというより、1場面を切り取っただけみたいな。

――そんなビジネスライクになっていない感じがネット好きな人からしたら、懐かしいし、嬉しく見えるのかもしれませんね。

高井:そう言ってもらえるとありがたいです(笑)。僕らむしろ結果的にそうなってるだけなんで。

太郎:いい風に捉えてもらえて助かります!

――逆にその仕事感のない雰囲気を続けられるのが魅力だと思っていて。その秘訣ってあるのでしょうか?

フェニックス:むしろ最初から編集とかしてたら毎日投稿できなかっただろうなって思います。

太郎:唯一、今続けられる形がこれだったんじゃないかなと。毎回企画考えて、カメラとかもちゃんとやって……だったら多分続いてなかった。

雨野宮:ごめんなさい、なんにも秘訣とかなくて。本当に「今日何食べる?」みたいな感じで毎日動画撮ってるだけなんです(笑)。

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