MUTEK.JPと複合現実テクノロジー企業Kalkulが、コラボレーションプロジェクト「Urban Sound Gallery」をローンチした。

　Kalkulが今年リリースした、iOS向けモジュール式空間オーディオアプリ「KALKUL AURA」は、ユーザーの感覚をより研ぎ澄ますためにデザインされた、新しい空間的な音響世界を体験できるアプリで、イヤホンをつけて地理上に位置する3Dサウンドホログラムの中を歩くことで、物理的な世界とデジタルな世界の融合を可能とするもの。

　今回は電子音楽とデジタルアートの祭典『MUTEK.JP』と手を組み、AURAの中に「MUTEK.JP Disc」を実装。MUTEKと縁のある2人のアーティストのディスクを共同で制作し、リリースすることが決定した。

　「MUTEK.JP Disc」には、『MUTEK.JP 2021 Edition 6』に出演する5名のアーティスト、Aalko aka Akiko Kiyama、Lemna、Masayoshi Fujita、NTsKi、Risa Taniguchiの未発表音源を収録。12月8日〜12日にフェスティバルで実演されるライブパフォーマンスへのイントロダクションとなるような各アーティストのサウンドホログラムを渋谷周辺に配置した。

　さらに、MUTEKと縁のあるYuri Urano、Saskiaという2名のアーティストが、コンセプチュアルなディスクを制作。Yuri Uranoは、空想の京都・嵐山をMIYASHITA PARKにインストール。Saskiaは、記憶をテーマにした3つ物語から成るARサウンドエキシビションを代々木公園内に展開している。

『Urban Sound Gallery』
公開日：2021年12月5日〜
体験場所：渋谷駅周辺、MIYASHITA PARK、代々木公園

KALKUL AURA（App Store）
https://apps.apple.com/jp/app/kalkul-aura/id1502815057

※無料でダウンロード可能

〈MUTEK.JP Disc 参加アーティスト〉

Aalko aka Akiko Kiyama
Lemna - "Closer to the Boundary" from immersive storytelling "Dusk"
Masayoshi Fujita
NTsKi
Risa Taniguchi

Saskia Disc『Memory Dimension』
「記憶」をテーマにした3つの物語と多様なサウンドオブジェクトを代々木公園内に散りばめたARサウンドエキシビジョン。風景と溶け合うアートピースを、園内を遊泳しながら鑑賞することができます。

Yuri Urano Disc『アラス山>>嵐山』
この場所にインストールしたのは“空想の嵐山“。散りばめられた音には変わらぬ自然の美しさを、読み上げた歌には儚く変わりゆく人の世の美しさを込めました。あなたがこれから見る景色は、“あなただけの特別なもの“。ここには何が見えますか？

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