4代目バチェラー・黄皓が語る恋愛の醍醐味「会社経営より難しい」

バチェラー・黄皓が語る恋愛の醍醐味

 婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』(Amazon Prime Video)のシーズン4が、11月25日の午後10時から配信スタートする。『バチェラー・ジャパン』は、成功を収めた1人の独身男性“バチェラー”のたった一人のパートナーの座を勝ち取るため、複数の女性たちが競い合う恋愛番組だ。

 リアルサウンドテックでは、4代目バチェラーに選ばれた黄皓にインタビュー。『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版『バチェロレッテ・ジャパン』では最後の2名まで残り、視聴者からも人気を集めた黄皓。経営者としても活躍する彼に、バチェラーとしての参加を決めた理由や、恋愛観、結婚への想いなどを聞いた。

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『バチェロレッテ』を経て、変化した結婚への想い

――まずは、『バチェロレッテ・ジャパン』での経験を経て、今回『バチェラー・ジャパン』に参加しようと決意した理由をお聞きしたいです。

黄皓:今回バチェラーとして参加するというチャンスをいただいて、会社もあるし、仕事もあるし……と悩みましたが、いいパートナーが見つかればいいな、と思って参加を決めました。悔しいとかいうネガティブな感情はないのですが、前回の旅では自分をさらけ出すことができなくて。だからこそ、自分を存分に出せる環境になったら、どういうことが起きるのかな? とワクワクしていました。

――『バチェロレッテ・ジャパン』への参加後、なにか心境の変化はありましたか?

黄皓:両親が、結婚を期待してくれていたがゆえに、残念がっていたんですね。父からは、「もう一度、ちゃんと結婚に向き合った方がいいんじゃない?」「事業をやる上で、家族がいたほうが強くなれるよ」と言われて。自分のためだけではなく、親のためや、血を受け継いできてくれた先祖のために、遺伝子を残していかなくてはと思うようになりました。そういう点では、より結婚に対して真剣になったと思います。

――では、印象に残っているシーンは。

黄皓:やっぱり、福田(萌子)さんの、表情から人の心を読み取る力は本当に長けていらっしゃった。最後に屋久島でデートをした時も、僕が一線を越えそうで越えないところに気付いていたし、そこに一石を投じられてハッとした自分がいました。真剣に向き合っていると自分では思い込んでいたのですが、リスクマネジメントをやめて、強い気持ちで踏み込めていなかったんだな、と。言葉も想いも、伝わらなければ意味がないので。「伝わってない」と言われて、気付けたというか。

――『バチェロレッテ・ジャパン』は、ご自身でご覧になりましたか?

黄皓:もちろん観ました! 視聴者の方には、冷静だとか合理的だとか、裏表があると言われていたりもしましたが……(笑)。本当にありのままの僕が出ていたんですよ。裏があるというわけではなく、相手にとって心地いいコミュニケーションを取ろうとしているつもりだったんです。世間には、そういう見られ方をするんだな、とシンプルに思いました。

――誰しも、そういう部分はありますもんね。

黄皓:そうですよね。よく、「自分をさらけ出した方がいい」とか言うじゃないですか。みんな自分というものを探すためにもがきながら生きているのに、「自分を出せ」って簡単なことではない。自分のコミュニケーションを押し付けるのは、究極のエゴだと思っています。相手によって伝え方を変えるのは、当たり前のことなので。

理想の夫婦像は両親 「23歳で結婚して、初恋同士で……」

――結婚観に変化が生じたりということはありましたか?

黄皓:結婚観は変わらないです。昔から、結婚や家族の代名詞が自分の両親なんですよ。いい時も悪い時も、当たり前のように側にいる両親を見てきたので、自分にも当たり前のようにそういうパートナーができると思っていたんですね。でも、仕事をしていると、どうしても忙しさや友人との時間を優先させてしまって……。結婚だけでなく、自分のペースを奪われるものを無意識に避けていたんです。

――理想の夫婦像もご両親なのですね。

黄皓:そうですね。血の繋がり以上の絆のようなものが、両親にはあります。だから、楽しい時に側でニコニコ笑ってくれる……というよりは、苦しい時でも当たり前のように一緒にいて、支えてくれる。僕も、当たり前のように相手を支えてあげられるパートナーが欲しいな、と思っています。

――素敵なご両親を見てきたからこそ、結婚への憧れも強くなりますよね。

黄皓:はい。それが、ある意味プレッシャーになっていたというか……。うちの両親は23歳で結婚しているんです。17歳の時からの初恋同士で。だからこそ、自分にはそんなパートナーは見つからないんじゃないかな?というプレッシャーもありました。

「自分が感じた後悔を、参加女性たちにはしてもらいたくない」

――選ばれる側から、選ぶ側に。『バチェロレッテ・ジャパン』での経験がよぎったことはありましたか?

黄皓:どちらの景色も分かるからこそ、見えるものがありました。前回の旅で、自分が感じた後悔を、参加女性たちにはしてもらいたくないんですよ。やっぱり、3ヶ月という時間を、僕に捧げてくれる人たちなので。かつての僕と同じく、自分を出しきれずにモヤモヤしている人がいるんだろうなということも分かりました。だからこそ、小さい声で「リラックスして大丈夫だからね」と寄り添うようにしていましたね。

――なるほど。そういう意味では、これまでとは少し雰囲気が異なるシーズンになりそうですね。

黄皓:これまでとの一番の違いは、僕が参加者側の気持ちも分かるところです。これまでの方も、もちろん気を遣っていたと思うのですが、自分にしかできない気遣いがあったのではないかと。あと、今回は女性参加者もバチェラーが誰かわからずに参加しているという点では僕と対等の立場だったんですね。そこが、今回ならではの面白さだと思います。

――「1対複数」という構図は、経験したことがない人がほとんどだと思います。集まった女性陣に初めて会った時は、どう思われましたか?

黄皓:わりと人生でモテてきた方なのでそこまで突飛な状況ではなく(笑)。ただ、同時進行で15人と……というのはさすがにないですよね。デートをする時は、その人だけに集中をして話しています。本来であれば、罪悪感を抱かなければならない場面ではありますが、その時点では誰も彼女ではないので。戸惑いのようなものはなかったですね。

――その切り替えができないと、なかなか難しいですよね。

黄皓:そうですね。でも、そもそもフォーマットが非現実なので、バチェラーって(笑)。そんな状況のなかでも一人ひとりとしっかり向き合うという根幹はブレずに持っていたので、誰に何を言われようが後ろめたさはない。純粋に、それぞれとのコミュニケーションを楽しみましたね。

――楽しめた、という感覚なんですね!

黄皓:スタートは……。後半は、大変でしたけど(笑)。

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