2021.11.27 12:00

4代目バチェラー・黄皓が語る恋愛の醍醐味「会社経営より難しい」

取材＝神崎真由、構成＝菜本かな、写真＝はぎひさこ

恋愛をする醍醐味　「越えたハードルが多ければ多いほど、強さが生まれる」

――ここからは、ご自身の恋愛観についてお聞きします。恋愛の醍醐味だなと思う瞬間はありますか？

黄皓：やっぱり、人として自分が成長している実感を得られるのは、恋愛かなと思うんですよね。人との関わりを持たないと、自己認識が曖昧になってしまうんです。恋愛は、人との関わりが深くなるぶん、「自分ってどういう人間なんだっけ？」というのを深く考えさせられるものだと思っています。恋愛をすることで、自己認識がより明確になる。その点では、すごくいいものですよね。

――恋愛って精神的に成長しますもんね。

黄皓：ですよね。経営者をやらせてもらっているので、日々ひたすらに人と関わっているんですよ。でも僕は、自分のコミュニケーションに信念と軸を持っているから、動じないことが多いんですね。それって、恋愛でいろいろな不合理を経験してきたからこそで。正直、取引におけるコミュニケーションは造作もないんですよ。恋愛の方が難しいから……。これくらいのことでは、なんとも思わないという気持ちでビジネスに臨めています。恋愛で越えたハードルが多ければ多いほど、強さが生まれると思います。

――恋愛に臆病になる人も多いという現代。なかなか一歩踏み出せない人に、アドバイスはありますか？

黄皓：恋愛をするのがえらいと思わないし、しなくても人生の選択肢というのは無数にある。だから最近は、恋愛が大きなイベントではなくなっているんですよね。合理的に考えるのならば、恋愛をしないという選択は、全然アリだと思います。ただ、強いて言うのならば、1度しかない人生を合理的に生きすぎてしまったら、死ぬ間際に思ってしまうんじゃないかな。「無駄を楽しんでもよかった」って。だから、恋愛の渦のなかに、自ら飛び込んで苦しむというのは、味わい尽くしてもいい気がします。むしろ、不合理を楽しむ時間として。僕は、人生を壮大な暇潰しだと思っているんです。大きな経験を得ることができる恋愛は楽しいと思うので、ぜひしてみて欲しいですけどね。

――無駄な時間の方が、印象に残ったりしますもんね。

黄皓：そうなんです。賢く生きすぎない、というか。今の僕は、忙しいから時間が貴重なんですよ。そのなかで、有意義なことをたくさんしようとはあまり思わない。無駄なことに時間を費やしているのが、逆に生きがいになったりします。人間って、無駄を楽しむのがうまい生き物ですよね。

――たしかに……。では、最後に『バチェラー・ジャパン』シーズン4の見どころをお願いします。

黄皓：前回は、不慣れな部分もありましたが、今回は全員と真剣に向き合った自信があります。だからこそ、すごく人間らしいかな？と。イメージを覆すほど、非合理的だし、冷静じゃないし、クレバーでもないんですね。「前と全然ちがうじゃん」と思う人もいるかもしれない。でも、それだけバカになってこの旅を楽しんだと思うので。魂のぶつかり合いを見てもらいたいです。そして、少しでも共感してもらえたら、うれしいなと思っています。

【撮り下ろし写真】4代目バチェラー・黄皓（全10枚）

『バチェラー・ジャパン』シーズン4概要
配信開始日：2021年11月25日（木） 22時より独占配信開始
話数：全10話
11月25日（木）22時　第1話－第3話
12月2日（木）22時　第4話－第6話
12月9日（木）22時　第7話－第8話
12月16日（木）22時　第9話－第10話
予告編URL：https://youtu.be/QCHxLn6BSLM
番組URL：https://www.amazon.co.jp/dp/B09KN5Q19K
コピーライト：(C) 2021 Warner Bros. International Television Production Limited
製作：Amazon