朝倉未来に喧嘩で勝つことは1000万円に値するのか 過去のYouTube動画から検証

 今回の企画と、これまでの「1000万円シリーズ」の大きな違いは、リングや土俵の上ではなく、路上で対戦することだ。「着衣のまま闘い、服を使った攻撃も可能」「格闘技では禁止されている髪の毛を掴みながらの打撃攻撃も可能」という“喧嘩ルール”のもとで行われるため、ダーティーファイトや奇襲攻撃がまかり通る何でもありの“リアルな喧嘩”が繰り広げられる可能性が高く、そこが見どころとなりそうだ。

 何も失うものがなく、何を仕掛けてくるかわからない挑戦者を向こうに回すことは、地位も名誉もある現役格闘家としては嫌なものだ。けれども路上で戦歴を積んできた朝倉は、セオリー外の戦いに滅法強い。実際に、名物企画である街の喧嘩自慢とスパーリングをする動画では、思いがけない戦い方をする不良たちを何人もリングに沈めている。

海にいたヤンキー達と相撲を取ってみた

 それに打撃だけでなく、組みつかれてもびくともしない。朝倉は小中学時代に相撲の経験があり、その体幹の強さは、地元・愛知県豊橋の砂浜でヤンチャな若者たち相手に相撲を取る2020年9月29日公開の動画で証明済。体重差がある相手と組み合っても、体勢を大きく崩すことなく、時に押し込み、時にすかして次々と土をつけていた。

目の前で人が襲われていたら助けるのか検証してみた

 さらに、不測の事態への対処もお手の物だ。2月6日に公開された動画で朝倉は、ナイフを持った暴漢が目の前に現れたらどう立ち回るのかを検証するドッキリを仕掛けられた。朝倉は臆することなく、着ていた上着を手に持ち、それで凶器を払い落としてから組み伏せるという、対・武器のお手本のような戦いを見せていた。

 先述の1000万円企画のオーディションの動画で朝倉は、参加者の一人が「殺す気でいく」と言っていたことに対して、「そういうのばっかりだったじゃん、喧嘩って。昔を思い出すよね。即興で戦ったりとか、そういうのって普通に毎日起こってたから。めっちゃ懐かしいなっていう気持ち」と嬉しそうに話し、「路上は路上の戦い方でやろうかなと。格闘技をするつもりはないから」と宣言していた。

 少年時代は毎日喧嘩三昧で、暴走族と50対2の死闘を潜り抜けたこともあるという朝倉のこと。ルール無用のストリートでの戦闘は、リングの上での試合よりも、むしろ得意とするところなのかもしれない。そんな“路上の伝説”を倒す強者が果たして現れるのか。11月20日の決戦を楽しみに待ちたい。

■『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』
配信日:2021年11月20日(土) 開場19:30〜 開始20:00〜
視聴URL:https://abema.tv/payperview/D1xJ2QcexnDsKM

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