巨大地下空間にサウナ型アートインスタレーションが出現 現代美術家・栗林隆が制作

 株式会社アミューズが企画運営する地下空間体験「UnderMuseumChallenge01GATE」が、栃木県宇都宮市大谷町にある採石場跡にて、10月30日から11月23日の期間で開催されている。

 企画展の目玉として、社会や自然、そして日常生活や身体の「境界」をテーマにした大型のインスタレーションアートを数多く手掛ける栗林隆がサウナ型アートインスタレーション《元気炉》を制作。

 今まで私有地で一般公開されてこなかった、自然の形のまま残る大谷町の採石場跡地の地下空間を活用し、作品鑑賞や地下空間をモビリティで走行する体験を行える空間体験と、アート体験(サウナ体験)が味わえる。

 現代美術家・栗林隆は、森美術館で36万人の記録的動員を果たしたネイチャーセンス展(2010年) 、十和田市現代美術館での収蔵展示(2009年~)、瀬戸内芸術祭(2019年~)など、国内外で数々の巨大インスタレーションを制作。

 本イベントでは5年に一度ドイツで開催される世界最大の美術展「documenta15」(2022年開催)にも制作予定の話題作、巨大サウナ型アートインスタレーション《元気炉》を発表。五感すべてで体感できる、地下空間とアート作品が融合した、これまでにない壮大な展示となっている。

 地下空間に屹立する巨木のような《元気炉》は、体験型のアートインスタレーション。大きな窯で薬草(ハーブ)を入れてお湯を沸かし、その蒸気をパイプで作品に送り込む。鑑賞者は作品内に入ることができ、内部の温度が一定値を超えると冷却水に自分自身が“制御棒”になったかのように浸ることができる。サウナと同じようなシステムで、実際にリフレッシュして作品から出てくる人も。作品内は蒸気で1m先も見えない状態になり、ハーブの香りや湿度に包まれることで、作品を五感で堪能することができる。

 栗林は東日本大震災以降、定期的に福島を訪れており、それまで聞いていた福島の印象と、実際に福島を訪れ、現地の方々と交流した印象の違いに驚き、逆にたくさんの元気をもらうことがあった経験から、今作の着想を得た。2020年、富山発電所美術館で制作した《元気炉》は、福島原発を模した形で制作されたが、今回は採石場跡地という場所に合わせたイメージで制作されている。

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企画展「UnderMuseumChallenge 01GATE」概要

開催日:2021年10月30日(土)~11月23日(火・祝)(土日のみ、最終日は祝日開催)
Open/Close:09:30受付開始/16:00閉場(最終受付15:30)
場所:栃木県宇都宮市大谷町1446戸室山採石場跡地
チケット券種
・空間体験料(入場料):1,000円
 空間への入場+アート作品鑑賞+地下空間内モビリティ乗車体験
・アート作品《元気炉》体験:1,000円 ※入場料に追加でご購入
 元気炉内に入り、スチームサウナ体験が行えます。
特設サイト:https://www.under-museum-project.com/

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