PS5のストレージ、実は不足している? 増設方法やおすすめSSDを紹介

PS5ストレージ増設方法&おすすめSSD

メーカーが動作を確認しているM.2 SSDをチェック!

 9月現在、SIEは動作チェックプログラムを行っておらず、SSDの換装は基本自己責任で行う、ということになっている。が、さすがにそれはアレなんじゃ、ということもあり、メーカーが独自で動作確認をしているのが現状だ。ここではメーカーがベータ、あるいは正規のシステムソフトウェアで動作確認が取れているSSDを紹介したい

WD BLACK SN850(ウェスタンデジタル)

 シーケンシャルリード速度7000MB/sを誇る、ウェスタンデジタルのゲーミングストレージフラッグシップ「WD BLACK」の最上級モデル。ヒートシンク付きのモデルもあり、ベータスタート直後から市場から消える人気ぶりだ。

FireCuda 530(シーゲイト)

 ヒートシンクなし版が早くも人気のシーゲイトのハイエンドM.2 SSD。シーケンシャルリード速度は7,300MB/s。PS5のスロットにフィットするヒートシンク付きバージョンも近日発売予定。PS5が2台買えるお値段にはなるのだが4GBモデルも用意されている。

AORUS Gen4 7000s SSD(日本ギガバイト)

 台湾のPCメーカー・ギガバイトのゲーミングブランド“AORUS”のSSDで、シーケンシャルリード速度は7,000MB/s。公式ホームページで早くもPS5 READYを謳っている。

Nextorage PCIe 4.0 M.2 2280 SSD NEM-PA(Nextorage/アイ・オー・データ/ハピネット)

 ソニーグループのストレージ専業メーカー“Nextorage”のM.2 SSDで、シーケンシャルリード速度は7,300MB/s。ヒートシンク付きバージョンの発売はアイ・オー・データから行われ、ハピネットのゲーム流通を通じてゲームショップなどでも発売が予定されている。

 PS5のストレージ増設は市販のSSDを増設するという形になっており、敷居はちょっと高いが、それはPS3世代から受け継がれている(PS3/PS4世代では内蔵ハードディスクを“換装”することで拡張を行ってきた)ポリシーでもある。PCで流通する多くのデバイスを使用できることで、価格の下落も各メーカーの競争、という形で行われてきた。ちなみに、Xbox Series Xの場合は専用のSSDを差し込むだけで増設ができるものの、Xbox 360世代ではサードパーティの参入も、価格の下落もほとんど起こらなかった。それを考えると個人的にはSIEの施策を支持したい。

 将来的には認定制度や有償でのSSD増設サービスといった初心者向けの施策導入にも期待したい。

 なお、最新のシステムソフトウェアではテレビスピーカーから出力するTempest 3D オーディオの対応やPulse 3Dヘッドホンのイコライザの実装などの追加なども行われている。

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