小林幸子にローランド、青汁王子……有名人のロールス・ロイス動画がYouTubeで増加中

 新車価格3000万円を優に超える高級車の王様「ロールス・ロイス」。ホンモノのお金持ちしか乗ることのできないこの車を自家用車として紹介する有名人YouTuberが最近増えている。

 “青汁王子”こと実業家の三崎優太が10月2日、自身の公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、2018年に14年ぶりにフルモデルチェンジし8代目となる新型「ロールス・ロイス ファントム」を納車したことを報告した。

【新車購入】1億円のロールスロイスがついにやってきた

 ファントムには、標準とロングの2種類が用意されている。三崎が購入したのは、ロングの「ファントム・エクステンデッド・ホイールベース」で価格は6700万円+諸経費。しかもフルオプションのため、総額は1億円に達したという。三崎氏は「これは僕の復活を象徴する車。とにかくお金を掛けようと思って、とりあえず1番いいのにしてくれってことで頼みました」と誇らしげに語った。

 ロールス・ロイスは、基本的に専属運転手が運転し、オーナーは後部座席に座るショーファードリブンカー。しかし三崎氏は「インスタの写真撮らなきゃいけないから」と言って、自らハンドルを握ることに。ドライブを終えると、「正直めちゃくちゃいいです。今まで色んな車に乗ったんですけど、乗りやすくてそして、内装もゴージャスで何よりも静かなんですよ」と絶賛した。

 最安のモデルでさえ3000万円オーバーの超高級車であるロールス・ロイスは、まぎれもない成功者の証。それゆえ三崎氏のような、若くして巨万の富を築いた会社経営者から贔屓にされがちだ。

ロールス・ロイス購入&華麗すぎる乗りこなし術をローランドが直伝

 メンズ脱毛サロンやイタリアンレストランなどを経営する実業家としての顔を持つ“ホスト界の帝王”ローランドもロールス・ロイスオーナーの一人。2018年に「ロールス・ロイス レイス」、2019年12月には「ロールス・ロイス ファントム」を納車したことをYouTubeで報告している。また、ZOZO創業者の前澤友作は6月5日、「だいたい3億円」をかけてロールス・ロイスとエルメスの特注によるコラボレーションモデル「ロールス・ロイス ファントム・オリベ」を入手したことを自身の公式チャンネル「Yusaku Maezawa【MZ】」で伝えた。

【愛車紹介】ロールス・ロイスに乗ってるって本当?本人も知らない驚愕の事実が…

 意外なロールスロイス愛用者が小林幸子だ。小林は9月12日、自身の公式チャンネル「小林幸子はYouTuBBA!!」に公開した動画で、愛車「ロールスロイス ゴースト」を披露した。購入したのは2年ほど前で、仕事の移動時のみ利用しているとのこと。とはいえ、夫が主導で購入し、取り扱いもほとんど運転手に任せているらしく、小林はトランクの開け方さえわからない様子だった。同車の価格が「4500万円」だと知らされた時も、「ええ!? マジで!? そんなすんの!?」と他人事のように驚いていた。

 「愛車紹介動画」は以前からYouTuberの定番ネタだったが、このロールス・ロイスのように、数千万~数億円単位の超高級車がYouTubeで頻繁に紹介されるようになったのはここ最近の話だ。昨今はYouTube参入への心理的ハードルが下がった影響もあって、専業YouTuberのみならずタレントをはじめとした様々な兼業YouTuberの活躍が目立っており、大御所芸能人や有力実業家のYouTube参入も珍しくなくなっている。“ホンモノの金持ち”が気軽にYouTuberになれる時代だからこそ、動画の中で紹介される車のグレードも上がっているのだろう。

 こうした資産家の参入による愛車紹介動画のインフレ化がどこまでにものになるのか、引き続き注目していきたい。

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