3Dプリントされたチキンステーキ レーザーで焼く方が美味しいという結果に

 3Dプリントで実際に食べ物を作り出すことができることをご存知だろうか? 近年、ステーキを3Dプリントし、実際に食べてみるという実験が話題になったが、先日、また専門家がとある実験を行った。

 レーザーを使って食べ物の内部を調理することができると思い立った専門家たち。3Dプリントされた鶏肉をレーザーで炙り、通常の方法で調理した肉とどちらが美味しいのか食べ比べたのである。動画では、今回使用された調理用レーザーシステムから実験の過程までが紹介されている。

 まず科学者たちは、生の鶏肉をピューレ状にしてバイオプリンターにセットし、3Dプリントで鶏肉を生成した。その後3Dプリンターで作った鶏肉を適切に調理するために、さまざまな種類のレーザーを使用し、加熱を行なった。青色レーザーはしっかり中に火を通し、赤色レーザーは焼き色をつけるのに適していたという。

(画像=Columbia EngineeringのYouTube)

 実験の結果、なんと通常の方法で焼かれた鶏肉よりも、レーザーで焼かれた鶏肉の方が美味しいとの結果が出たのだ。今後実験が重ねられ、レーザーにより調理された鶏肉が私たちの食卓に届く日が来るのかもしれない。

(画像=Columbia EngineeringのYouTube)

(Source)
https://nerdist.com/article/3d-printed-chicken-cooking-with-lasers/
https://www.youtube.com/watch?time_continue=165&v=jct3f92rIOE&feature=emb_logo

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