後輩に100万円や東海オンエアのオマージュも 事務所退所後も好調、はなおでんがんが見せる独自の企画力

リスペクト!? はなでん版「寝たら即帰宅の旅」

【寝たら即帰宅】第一回お泊まりパジャマ合宿で昼夜逆転勢の本気発動wwwwwww

  そして、東海オンエアの人気企画 『寝たら即帰宅の旅』シリーズをオマージュしたこの企画。まず、その名の通りどんな状況下であっても、いつ何時であっても、“寝れば旅先から帰される”といったシンプルかつ、過酷な企画である。2018年に東海オンエアのメインチャンネルで第1回が投稿され、翌年2019年に第2回が投稿されて以来、動きはなかったものの、第1回の再生数は1700万再生を突破するなど、超人気企画となっていた。

 その人気企画を今回、自身の後輩である『積分サークル』メンバーを交えて、はなおでんがん流にアレンジし挑戦。リスペクトを込めてか、動画概要欄には東海オンエアの同シリーズ第1回目へのリンクもしっかり貼られている。そして奇しくも、この動画の公開1ヶ月後には、本家・東海オンエアの約2年ぶりとなる第3回目が投稿され、「伝説が帰ってきた」と話題にもなった。

 通常は5秒目をつむると即帰宅となるが、はなおでんがん版では、消灯し完全に就寝体制を取った上で、突然クイズを出されるといった独自要素を加えており、寝ていて答えられなかった場合に即帰宅となる。クイズに間違えた場合には、飲酒しなければならないといった睡魔を誘う要素や、どんな時にも起きてクイズに正解しなければいけないといった、ある意味過酷な高学歴の本気を感じる。クイズ出題者との攻防は朝まで繰り広げられたので、ぜひ動画でご覧頂きたい。

 昨今、YouTubeやSNS、Netflixなどの映画配信サイトをはじめ、娯楽の選択肢は個人個人に分散すると同時に、視聴者が「何に時間を使いたいか」といった選択もまた、発信者側が意識する必要性が出てきた。その中でTVコンテンツでも“クイズ番組”が安定して数字が取れるように、“為になる”というのは一つの武器でもある。同じくクイズを得意とする高学歴YouTuberグループ・QuizKnockや、成功メソッドを教える中田敦彦やDaiGoらが人気を誇っていることにも繋がるだろう。

 その中でもはなおでんがんは、お互いが大学時代の同級生であったり、頻繁に出演している『積分サークル』のメンバー自体が、はなおが大学時代に作ったサークルの後輩であったりと、“為になる”以外にも学生を彷彿とさせる“青春”要素が魅力なのではないかと考える。その仲の良さであったり、頭の回転が速いがゆえのユーモアのやり取りも含めて、“高学力の無駄遣い”とも讃えられる仲間たちが楽しく集まる様子に、視聴者は微笑ましさを感じるのではないだろうか。先に紹介した動画たちもまた、その自身の良さをしっかりと理解した上で企画されており、今後もその頼もしさと安心感が視聴者を次々と増やしていくだろう。

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