二宮和也の“対応力”がすごい 「事務所NG」食らった動画もネタにするYouTube適正の高さに注目

 嵐・二宮和也が、KAT-TUN・中丸雄一、Sexy Zone・菊池風磨、Hey! Say! JUMP・山田涼介とともに開設したYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」。8月がスタートし、同チャンネルでは“夏休みSP”として、更新頻度を大幅にアップすると宣言。今回は、そんな彼らの夏休みSP第一弾の動画に注目した。

 8月1日に公開された動画は、「#26【急遽開催】事務所NGを喰らって怖くなったから皆で集まった。。。」というタイトルで、メンバーがそろって黒いジャケットを着て眼鏡をかけ、正座で真顔という、今までにない雰囲気のサムネイルだ。

 動画では「ジャにのちゃんねる審議会」として、撮影を終えた動画の中で、公開すべきかどうか審議が必要な映像をジャッジするという。これだけ聞くと真面目な企画のように思えるが、実際は「二宮が思った“オモシロVTR”を世に出して良いか審議する」という内容だ。

 今回動画の公開に反対したのは山田。映像は流れないものの、映像を見ながらメンバーがリアクションをする。「これは大丈夫だろう」という雰囲気のメンバーに対し、断固として公開したくない様子の山田。結果としてその映像は事務所からもNGが出てしまい、正式にお蔵入りになったようだ。その結果を、メンバーは笑って受け止めた。

 通常は、視聴者側はお蔵入りになった映像の存在を知ることはないが、こうした企画にして視聴者に共有することで、二宮なりに正式に動画を“成仏”させようとしているのかもしれない。時間をかけて手掛けた動画をお蔵入りすることはあまりプラスのことではないが、メンバー・視聴者のどちらも納得しやすくなる今回の企画は、二宮の秀逸なアイディアが感じられる。また、一つひとつの動画と真面目に向き合い、納得した作品を世に出そうとするチャンネルとしての意識の高さも垣間見えた。

 アイドルという難しい立場ながら、事務所との良い関係を保ちつつ、自分たちのできる範囲で自由にYouTubeを楽しむ姿も清々しい。

 動画を見た視聴からの反応は、自分の意見を言いやすいメンバー間の雰囲気の良さや、自分たちの作品を大切にするチャンネルの方向性に、称賛が寄せられている。今後もメンバー同士で話し合うのはもちろん、それを視聴者に共有することによって、全員が気持ちよく楽しめる動画づくりをおこなっていくのだろう。彼らの8月はまだ始まったばかり。どんな動画を更新してくれるのか楽しみだ。

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