PS5・Switch間で進む“分断” E3の新作・注目作から考える「ゲーム市場の少し先の未来」
2021年上半期を代表する2つのゲーム見本市『Summer Game Fest 2021』『E3 2021』が、6月11日より順次開催された。
本稿では、両イベントで情報が解禁となった新作・注目作を通じ、ゲーム市場の少し先の未来を予測する。近い将来、ハードは好きなジャンルによって選ぶものとなっていくかもしれない。
『ELDEN RING』『BotW2』など、開発・最新動向が発表された注目作たち
『Summer Game Fest 2021』『E3 2021』をめぐる動きのなかでは、各社から新作の開発や注目作の動向が発表された。そのなかで特に話題を集めたのが、『ELDEN RING(エルデンリング)』と『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 続編』(以下、『ゼルダの伝説 BotW2』)の2タイトルだ。これらはともに2019年の『E3』で初お目見えとなった注目作で、今年の両イベントのシーズンに最新動向が明らかになると予測されていた。そうした期待に応えての新情報解禁となった形だ。
とりわけ『ELDEN RING』に関しては、新たなトレーラーとともに、PlayStation5・Xbox Series X|Sへの対応と発売日(2022年1月21日)も発表となっている。2年にわたり大きな注目を集めてきた同タイトルだけに、発売日決定の報せには多くのゲームフリークが感嘆の声を上げた。
一方の『ゼルダの伝説 BotW2』に関しては、空や大地を駆け巡るリンクの姿をとらえた映像が初公開となった。こちらは2022年中のリリースを予定しているとのこと。もうしばらく、首を長くして待つ必要がありそうだ。
このほか、PlayStation/Xboxのプラットフォームからは『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN(ストレンジャー オブ パラダイス ファイナルファンタジー オリジン)』や『BABYLON'S FALL(バビロンズフォール)』、『BF2042』などが、Nintendo Switchからは『真・女神転生5』『メトロイド ドレッド』『パワプロクンポケットR』などが発表となった。どのタイトルも今後、話題をさらっていきそうなだけに、詳細の発表や発売を気長に待ちたい。