『takt op.(タクトオーパス)』特集

中島美嘉が語る「クラシック音楽」の魅力と、“役割と意思”の間で戦うことの大切さ

ーークラシック音楽についても聞かせてください。中島さんは普段、クラシックを聴いていることが多いそうですね。

中島:家にいるときは、大体クラシックを聴いてますね。詳しいわけではなくて、ただ好きな曲をかけてるだけなんですけど(笑)。クラシックって不思議で、そのときの自分の感情によって、聴こえ方が違うんですよ。気分が落ち着くこともあるし、「よし、やるぞ!」と気合いが入ることもあって。今日はたまたま暗い曲がかかってたんですけど、なぜか「よし、行ってこよう」みたいな気持ちになりましたね。たぶん、演奏される方によっても違うんでしょうけど。

ーー好きな曲を挙げるとすると?

中島:ベートーベンの「月光」やショパンの「別れの曲」は好きですね。あまりにも好き過ぎて、「どうしても弾きたい」と思って。ピアノの先生についてもらって、一時期、とことん練習したんですよ(笑)。

ーー(笑)。人前で披露するためではなく、ただ弾きたいから練習したんですか?

中島:人前でなんて、ぜんぜん弾けないですよ。「月光」も「別れの曲」も、小さい頃からピアノを弾き続けて、やっと弾けるようになる曲じゃないですか。私はただ好きだから練習していただけで、人に聴かせるようなものではないので。マネージャーたちは、練習しているときに聴いてると思うけど(笑)。あと、「魔笛」を歌いたくて、練習してるんですよ。

ーーモーツァルトの代表的なオペラですね。

中島:ボイトレの担当がオペラの先生なので、教えてもらっているんです。クラシックの基礎もないし、どう考えても無理なんだけど、「このフレーズが歌えた」というだけで嬉しくて。

ーーなるほど。「SYMPHONIA」もそうですが、クラシックの楽曲をモチーフにしたオリジナル曲も良さそうですね。

中島:そうなんですよ。今考えているんですよ、じつは。

ーー楽しみです! ちなみに『takt op.』のキャラのなかで、中島さんが好きなのは?

中島:見た目が好きなのは“運命”。“月光”もかわいいですね。「こうもり」って……どんな曲でしたっけ?

――ヨハン・シュトラウスのオペラ楽曲ですね。

中島:あ、そうか。この“こうもり”のキャラもカッコいいですね。

『takp op.』のキャラクター“こうもり”

ーーでは、中島さんが『takt op.』に新たなキャラクターを登場させるとしたら、どんな曲をモチーフにしたいですか?

中島:私のライブでバレリーナの方にクラシックの曲で踊ってもらうこともあって、それがショパンのピアノソナタ第2番「葬送」なんですよ。私は大好きなんですけど、キャラクターにはしづらいですよね……。

ーーインパクトはあると思いますけどね、「葬送」のキャラクター。

中島:インパクトはね(笑)。「魔笛」はキャラにしやすいんじゃないかな。高い声を響かせて、全部を破壊しそうでしょ?

ーーカッコ良さそう(笑)。中島さんは6月24日から、最新アルバム『JOKER』を引っ提げた全国ツアー『MIKA NAKASHIMA CONCERT TOUR 2021 JOKER』を開催しますがどんなライブになりそうですか?

中島:5月にフェスに出演したんですけど、今は歓声も控えないといけないから、煽ることもできなくて。「ステージでもディスタンスを保って」と言われてて、バンドメンバーと絡むこともできないんですよ。お客さんにとっても拳を挙げたり、手拍子だけだったり少し制限はありますが。この状況のなかでもできること、一緒に楽しめることを準備したいですね。

ーー「SYMPHONIA」をライブで聴けるのも楽しみです。

中島:ちょっとドキドキですね(笑)。“歌はじまり”だし、さっきも言ったように、最初のインパクトが大事なので。しっかり表現できるように練習します。

■作品詳細
『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』
配信日:2021年(予定)
配信形式:スマートフォン(iPhone、Android端末)向けアプリ
ジャンル:世界を調和に導くシンフォニックRPG
利用料金:アイテム課金制
対応OS:iOS/Android ※一部非対応の端末がある。
<スタッフ>
原作:DeNA・広井王子
キャラクターデザイン:LAM
シリーズ構成/脚本:高羽彩
音楽考証:栗田博文(指揮者)
音楽:坂本英城(ノイジークローク)
背景コンセプトアート:わいっしゅ
企画:DeNA
開発:株式会社ゲームスタジオ
キーピアニスト:まらしぃ
製作:takt op. game partners
公式サイト

関連記事