2021.06.13 07:00

『ドラ恋～KISS or kiss～』7話ーー“同棲ハウス”で流れる涙　みやびからの告白にやすは……？

文＝佳香（かこ）

　そんなみやびはさらなる魅力を炸裂させる。寝る前には翌日にむけて「思ってることは素直に言って欲しいかな。やすらしく」とプレッシャーを与えすぎないようにとさりげない彼への配慮を添える。

　本番前にも「ストレートにいこうぜ、お互い」と声をかけていた。それは暗に“自分はどんな答えでも受け止めるから”と言っているようだった。

　ドラマのアドリブシーンでみやびは、中間告白から本番当日までの自分の気持ちの変化を「“多分好き”から、大好きに変わりました」という言葉に乗せて届けたが、ラストにキスシーンは……待ち受けていなかった。「自分の頭の中には別の気になる女性がいて、今この状態でみやびの気持ちに応えることは出来ない」それがやすが出した答えだった。

　夕暮れ時の海辺、ハグしてやすは立ち去る。2人が離れた場所で「カット」の声がかかる。モニター越しに観る他のメンバーも“役柄”としてではなく“自分本人”としてラストシーンに臨んだ主演2人の健闘を涙なしでは観られなかったようだ。

　そしてみやびからの告白を受け、やすはわく（京典和玖）にののかへの想いを洗いざらい話すことに。自分がののかに対して動かなかったら、断ったみやびも「なんで？」となるだろうからとわくにも遠慮せずにアプローチすることを宣誓した。それに対してわくも正々堂々「俺も負ける気はないから」と気持ちよく返す。互いに一歩も引かず、ストレートに想いをぶつけ合う２人の青春映画さながらのやりとりは、今シーズンの名シーンになることは間違い無い。

　次回ドラマ第5話の台本には、なんとベッドシーンが登場するようだ。中間告白でりおん（谷本琳音）のケイスケ（木田佳介）への気持ちが明かされただけにアユリ（吉永アユリ）との三角関係の展開も気になり、今恋愛面では“フリー”状態にあるあつき（樫尾篤紀）やみやびに新たな恋の予感は訪れるのかも楽しみだ。