3Dプリントを利用したハイパーカーがデビュー間近か 最高速度は452km
米カリフォルニアのスタートアップ、Czingerが、3Dプリント技術を利用して製造されたハイパーカー・Czinger 21Cのプロダクトモデルを公開した。
3Dプリントとロボット工学によって製造されたCzinger 21Cは、フェンダーや巨大なウイングを備えており、見た目はレーシングカーのように見える。内装は公開されていないが、タンデムシートを搭載しているとのことだ。同社によれば、車は1.9秒で時速100kmまで急加速し、13.8秒で300km、21.3秒で400kmに達するという。そして最高速度は452kmにも及ぶ。
21Cは、ハイパーEVとされるNeveraのようなゼロ・エミッションカーではないが、可能な限り環境に優しいものにするよう努めたという。さまざまな種類の燃料で動作するように設計されており、その中にはカーボンリサイクルメタノールやe燃料が含まれ、少なくとも一般的なガソリン車よりははるかにエコ・フレンドリーだそうだ。
Czingerは80台限定で製造すると述べているが、価格や発売日などは未定だ。昨年の報道では、170万ドル(約1億8,700万円)とされていたがこの価格を上回る可能性もありそうだ。Divergent 3D社の3Dプリント技術により、開発と製造にかかる時間は大幅に短縮されるものの、すべて同社の工場で手作業で組み立てられており、完成までには3,000時間を要するという。この工程を考えると、妥当な金額だと言えるかもしれない。
(画像=Robb Reportより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://robbreport.com/motors/cars/czinger-21c-production-spec-hypercar-1234616961/
https://www.czinger.com/about-21-c