本日『ドラクエ』シリーズが35周年 新作発表で期待してしまう『トルネコの大冒険』『モンスターズ』の続編

 本日5月27日、RPGの金字塔『ドラゴンクエスト』が35周年を迎えた。12時からはスクウェア・エニックス公式YouTubeチャンネルで記念特番が配信され、第二部ではシリーズ最新ラインナップ紹介が行われる。

5/27「ドラゴンクエスト」35周年記念特番

 果たしてどんなサプライズ発表があるか、注目が高まっているが、本編のナンバリングタイトル『ドラクエ12』の発売については前作との間隔から期待する声はそれほど大きくなく、旧作のリメイクや、派生作品にどんな動きがあるのか、固唾を飲んで見守っているファンが多いようだ。

 実現可能性は度外視して、ファンにとってサプライズになり得るのはどんなタイトルか。人気シリーズでありながら、2002年の3作目から動きのない『トルネコの大冒険』は、続編が誕生したら盛り上がりそうだ(※3のGBA移植は2004年)。

 『ドラクエ』派生のローグライクRPGとしては『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』(2006年、PS2で発売)もコアなファンが多く、また旧作は現在もRTA(リアルタイムアタック)の人気種目になっている。『3』でトルネコの息子・ポポロがモンスターを仲間にしながら攻略するダンジョン「(ポポロ)異世界の迷宮」は、その難易度の高さが発売当初から話題になったが、それゆえに今も遊ばれており、ローグライクならではの”繰り返し遊べる”魅力は色あせない。

 高難易度&理不尽なゲームは市場が成熟する前に量産されたが、最近ではむしろ“死にゲー”や”理不尽ゲー”を愛するゲーマー/ゲーム配信者が増加しており、待望される新作で、「ポポロ異世界」や『不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!」』の「裏白蛇」を超える“クリア不能”のダンジョンが登場したら大いに盛り上がりそうだ。

 やり込み系のタイトルであれば、モンスターが魅力的な『ドラクエ』シリーズならではの派生作品『ドラゴンクエストモンスターズ』の新作も待ち遠しい。1998年ゲームボーイカラーで発売された『テリーのワンダーランド』は、2019年にNintendo Switch&スマホ移植版の『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド RETRO』がリリースされて話題になったが、いまの技術でフルリメイクしたらどうなるだろうか。完全新作としては2016年の『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』以降、動きがないため、こちらも期待が高まってしまうところだ。

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