なえなのが語る、”インフルエンサー”から”タレント”への進化 「ファンの方々のためにも、目に見える成果を」

 TikTokやYouTubeを中心に活動し、SNSの総フォロワー数が500万以上のSNS界のニューヒロインなえなの。昨年7月に開設したYouTubeチャンネルでは、自宅での脱力系アンニュイな動画が人気となり、開設から2週間でチャンネル登録者数が10万人を突破、現在では80万人以上の登録者に支持されている。

 最近ではABEMAの人気恋愛リアリティーショーシリーズ『恋とオオカミには騙されない』にも出演し、話題を呼んでいるなかで、インフルエンサーから広くタレント活動に注力し始めたなえなのを直撃。SNSとの出会いからトップインフルエンサーへの道のり、そして今後の目標まで、じっくりと話を聞いた。(佳香)

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SNSに“人の痛み”を教えてもらった

――なえなのさんは中学生でMixChannelでの配信はじめSNS投稿を開始されましたが、そもそもきっかけはなんでしたか?

なえなの:最初、SNS自体は友だちと「連絡を取るための手段」として使っていましたが、遊んだ日の写真やプリクラ、動画を載せていくうちに、色んな人から反応がもらえるようになって、それが楽しくてハマっていきました。さらに、中学生の頃は学校にもあまり馴染めず、家族との関係も上手くいかない時期があって、私生活で悩んでいたときに、ファンの方に応援してもらった言葉に励まされて“沼る”ようにさらにハマっていったんです。本当にSNSに支えられて生きてきました。親友に出会えたのもTikTokでの投稿がきっかけでした!

――TikTokのお話も出ましたが、投稿のきっかけと、いま振り返ってみて注目を集めたポイントについても教えてください。

なえなの:TikTokは単純に流行っていたのと、周りのインフルエンサーたちが先取りしてやっていたので、「自分も出遅れる訳にはいかない!」と思って始めました。すぐフォロワー数や視聴数が伸びた訳ではなく、コロナ禍で自粛期間になってから、自宅にいても出来るSNS投稿は今こそ頑張りどきだ、チャンスだ、と思って毎日投稿するようにして徐々にフォロワー数が伸びていきましたね。

――さまざまなSNSを使いこなされているなかで、特にTikTokでの投稿で意識していることはありますか?

なえなの:コロナ禍で自宅にいる時間が増えたので、TikTok ではみんなに笑ってもらえるネタ系動画をアップして、観てくれる人のおうち時間の“暇つぶし”になったらいいなと思っています。友だちと一緒にダンス動画を撮ったり、自分自身も楽しみながら投稿できていて。利用者も多いので「おすすめ動画」に載るといろんな人に観てもらいやすくて、自分のことを沢山知ってもらえるきっかけになっていると思います。

――なえなのさんは、YouTubeでもチャンネル開設当初から多くのファンに支持されましたが、当初はどんなことを意識されていましたか?

なえなの:観ている人にとって気分がいい動画を心がけています。コメントを読んで改善を重ねながら、最初の1本からずっと自分で編集もしていて。“自分らしさ”が出るように、親しみを感じてもらえるように、というのがこだわっているポイントかな。

――特に昨年から、社会的にもYouTube/YouTuberの認知度や注目度は飛躍的に高まりました。なえなのさんの活動のなかで、YouTubeはどんな位置づけでしょうか?

なえなの:他のSNSアプリでは声を出すことがなかったんですが、YouTubeは「喋る」パートが中心だと思うので、自分の思っていることや私生活のことをなるべくオープンに見てもらう場にしたいなと考えています。TikTokが広く知ってもらう場なら、YouTubeはより深く、自分自身を伝える場にしたいなって。


――なえなのさんは飾らないオープンな語り口が人気の理由のひとつだと思いますが、その点は意識されていますか?

なえなの:意識はしていなくて、自分を偽ったままSNSで発信していても自分もつまんないし、見ている人もおもしろくないと思って、最初からこのスタイルですね。中学時代に、同じような悩みを抱えているファンの方と悩みごとを共有して、それが励みになった経験を自分がしているので、やっぱり“そのまま”を見てもらいたいと思います。

――まさにトップインフルエンサーというイメージで、InstagramやTwitterでも多くのフォロワーがいますが、こちらはどんなふうに使い分けているのでしょう?

なえなの: インスタはインスタライブをしたり、コメントを見たりすることが多くて、ファンの方との交流の場だと思っています。ツイッターはもっとラフな感じで、思ったことをポロッと呟く場として使っています(笑)。


――さて、インフルエンサーとしても既に注目を集められていたなかで、人気恋愛リアリティーショー『恋とオオカミには騙されない』(ABEMA、以後『オオカミ』)の出演が決まったときはどんな心境でしたか?

なえなの:出演が決まったときはうれしかったです! インフルエンサーになってから自分が恋愛しているところを出すことがなかったので、どう受け止められるか不安もあったんですけど、ファンの方に自分の新しい一面を見てもらえるのはいいなと思います。

――『オオカミ』に出演してよかったことはなんですか?

なえなの:メンバーがすごい優しいことですね。東京に男女ともに友人が少ない私にとっては、学校みたいで楽しかったです。どのシーズンよりメンバーの仲がいい、という自信が勝手にあります(笑)。あとは、意外に母親世代にまで観ていただいているみたいで、母の友人からも「観たよ」と声を掛けられたり、これまでよりも幅広い層の人に知ってもらえるきっかけになったかなと思います。


――“SNSに支えられて生きてきた”という言葉がありましたが、SNSでの発信を通して得られたものはどんなものですか?

なえなの: 私はSNSに“人の痛み”を教えてもらったと思っています。自分が発信する側になって初めて、言葉や文字だけでここまで人は追い詰められるんだ、ということを体感したんです。SNSでも面と向かってでも、争う必要のないことで討論するのは何も生み出さないし、本当に“世界平和”を願うようになりました(笑)。

――“世界平和”は壮大ですね! もう少し具体的にお聞かせいただけますか。

なえなの:私、誰が可愛いとか可愛くないとかはどうでもよくて、「みんな可愛いでいいじゃん」って本当に思うんです。それと、SNSをやり始めて、全員が自分と同じ考え方じゃないし、自分の発信の受け取り方も色々で、それを見ておもしろいと思う人もいれば、悲しいと思う人もいるから、自分の発信することにも気をつけなきゃ、と思うようになりました。そうやって少しずつ、自分の周りから平和な世界を作っていきたいですね。