数原龍友(GENERATIONS)とRIKU(THE RAMPAGE)が語る“格闘技の魅力” 「拳や体ひとつで心を震わせるエンタメ」

数原龍友とRIKUが語る“格闘技の魅力”

 平田樹ほか一線で活躍するプロ格闘家を多数輩出し、格闘技ファンを中心に大きな話題を呼んだ『格闘代理戦争』シリーズを配信する「ABEMA」が、新たにスタートした格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』。「世界チャンピオンになる」との大志を抱き、プロの格闘家として大成することを夢見る、まだ何者でもない若者たちにスポットを当て、彼らがプロ格闘家としてLDH martial artsとの契約を勝ち取るまでのプロセスに完全密着している。

 同番組には、ナビゲーター兼サポーターとして、GENERATIONS from EXILE TRIBEより数原龍友、白濱亜嵐、関口メンディーの3名、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEよりRIKU、LIKIYA、陣、神谷健太、武知海青の5名が参加。元DREAMフェザー級チャンピオンである髙谷裕之が総監督を努め、UFCのトップファイターとして活躍した岡見勇信がヘッドコーチに就くという本格的な布陣に格闘技ファンからも徐々に支持を集めはじめている。

 リアルサウンド テックでは、1次オーディションの収録に参加したGENERATIONS from EXILE TRIBEの数原龍友と、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのRIKUを取材。格闘技好きの2人に、目の前で過酷なオーディションをみた感想や印象に残った選手、LDHアーティストとの共通点などについて話を聞いた(編集部)。

「それもLDHらしい夢の叶え方」(数原)

――本日は1日がかりの長い収録になりましたが、振り返ってみた感想をお願いします。

数原龍友(以下、数原):応募してくれた方々をゼロの状態から審査させていただくのは初めてでした。期待を超えてくる人もいれば、もっと来てほしいなと感じることもあったり、色々な感情が湧いてきましたね。それぞれ背負うものがあるなかで拳を交え戦う姿はカッコいいですし、刺激をもらえますよ。

RIKU:僕もいち格闘技ファンとして試合を見たり、トレーニングの一環として自分でもやったりしてきました。でも「強い/弱い」「経験がある/ない」以前に夢や目標に向かってひたむきに努力する姿はカッコいい。

数原:あとは、ほとんど自分より年が下の人ばかりだったので若いエネルギーで満ち溢れていましたね。戦っているフィールドは違いますが、夢を叶えるお手伝いができたらなという思いは強くなりました。

RIKU:今回、格闘技の経験がない人が何人かいましたが、彼らが経験者に立ち向かって良いファイトをしている姿は男として勉強になる部分があります。自分としても刺激的な1日でしたし、EXILE TRIBEのボーカルとして頑張っていきたいと改めて思えました。

――印象に残った選手がいたら教えてください。

数原:十人十色ですし技術面しか正直見れてませんが、番組『GENERATIONS高校TV』(ABEMA)で面識のあった宇佐美正パトリックくんは印象的でした。当時はまだ高校生で、ミットでパンチを受けて「すごいね。子どもなのに(笑)」という感じだったのに、今日会ったら骨格も大人になっているし、スパーリングの時のパンチ力も圧倒的。あんなのでボディもらったら倒れますよ。ボクシングの経験が長いので、寝技に苦手意識がある様でしたが、そこで感じた悔しさをどれだけ短時間で強さに変えていけるのかが気になるところですね。

RIKU:僕は宇佐美さんの相手を務めた八木敬志さんに注目しています。身長は小柄なんですが、それを感じさせないフィジカルの持ち主。えげつないボディやフックをくらっても淡々と突っ込める勇気も良い。年齢は僕よりも1つ下なんですが、本格的にグラップリングや打撃の練習を積んだら確実に化けるんじゃないかなと。あとは鈴木崇矢さん。可愛らしい子なのかと思いきや技師だし、動体視力が良い。若くして引き出しが多い感じだったので、これからもっと強くなっていくはずです。

数原:後はここから何人が残るかですね。それは高谷裕之さんと岡見勇信さんの想いもあると思うんですよ。「こんなんじゃ駄目だ」となれば、ゼロかもしれないですし(笑)。

――今後の見どころなどがあれば教えていただけますか?

数原:僕は10代の子たちの活躍に期待できるなと感じています。今は昔に比べて情報があふれているじゃないですか。良い意味でずる賢いファイトスタイルの人もいたりして。彼らが成長する姿とか、悔しい思いをしている姿を一緒に応援できるプロジェクトになるはず。僕も彼らが“ドリーマーズ”になっていく瞬間に立ち合いたいですね。あとはもっとアグレッシブでいいと思うんですよ。「俺、あの人とやりたいので今からやらせてください」と言い出してもいいので、バチバチに来てほしいです。

――ミュージシャンと同じく、YouTubeなどの発達でスキルが高い格闘家も出てきているんですね。

数原:それは良いことだと思うんです。ただLDHはスキルばかりに走る人間というよりは、そこではないところが大切。僕は、その人が背負っているものや、戦う理由とかを今後はフォーカスして、注目していこうかなと思っています。

――RIKUさんは今後どうオーディションを見守ろうと考えていますか?

RIKU:形は違えどもLDHの仲間を探すオーディションなので、ハートや人間的に「男」な部分を1番に見たいですね。マーシャルアーツのチームも我々も心があるので、純粋に「応援したい」と思える方が今回は選ばれて、トレーニングを積んでいくはずです。なので彼らの心技体、すべてが見どころになるのではないでしょうか。僕らがどういう形でサポートしていくのかも今から作りあげていくところです。そういうところも含め、エンタテインメントとして楽しんでいただきたいですね。

数原:あとは小谷武蔵くんという子が面接で「格闘家としてLDHに入って、最終的にEXILEのパフォーマーになりたいです」と言ったんですよ。「どんなつもりでオーディション受けたの?」と思いましたけど(笑)。僕らは子どもの時にEXILEを見て憧れて、夢を追いかけてきた立場でしたから。

RIKU:「ん?」ってなりましたよね(笑)。でも「どんな形でもLDHに入るぞ」という執念も感じました。

数原:今のLDHって音楽だけではないエンタテインメントにトライしているじゃないですか。「蒔いた種がそんな形で花を咲かせようとしているのか!」と驚きです。よく考えたら、それもLDHらしい夢の叶え方なのかもしれません。

(編集部注:小谷選手は落選)

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