『恋ステ 2021冬 Tokyo』最終話ーーいよいよ告白の時。とらいが恋人として選んだのはヒナ?ななか?

『恋ステ 2021冬 Tokyo』最終話レビュー


 最後はお待ちかね、とらい(柿澤叶来)がヒナ(兼氏ひな)とななか(岩本菜々果)2人からの告白に対してどんな決断をするのか、という一点だろう。


 結果的に、とらいが選んだのは「手を繋いだのもプレゼント渡したのも、ヒナの気持ちが本気だってことを伝えたくてしました。とらいといると、“1キュン”どころか“何十キュン”もするくらいドキドキして、会えない時間もずっととらいのこと考えるくらい好きで好きで仕方ないです」と、思い出話を交えながらストレートに思いを伝えたヒナだった。


 とらいからの回答を聞いている最中に、安堵や嬉しさが溢れ出し、ニヤニヤが止まらないヒナも、成立後も「嬉しい。ほんとに?!夢みたい」とはしゃぐヒナも、「一番ドキドキしたし、今もしている」と言うヒナもとてもとても魅力的で愛らしかった。

 今回残念ながら恋を実らせることができなかったななか。告白後2人の元を去った後に「いつもだったらここで逃げていたけど、ちゃんと最後まで伝えられたから良かった」と言いながら、人知れず流した涙もまた記憶に残る美しい瞬間だった。

 今回、番組史上最多の4組のカップル成立となり、リベンジメンバー全員、そして男子メンバーも全員成立となった。高校生最後の恋を追い続けた女子メンバー全員の奮闘を見届けられて本当に良かった。この9名のメンバー同士の絆や紡いできた時間の濃さは、前話にユウムが発起人となった「オリジナル卒アル」手渡しの一部始終に凝縮されていただろう。毎シーズン思うことだが、本当に素敵な恋愛模様を体当たりで見せてくれてありがとうと言いたい。

 次回、4月13日放送開始の新シーズン『恋ステ2021春 Tokyo』は新高校1年生を含む全員新メンバーとのことで、これまたどうやら個性派揃いで、心機一転フレッシュな気持ちで楽しませてもらえそうだ。

■佳香(かこ)
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで年間の劇場鑑賞映画本数は約100本。Twitter:https://twitter.com/Tominokoji

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