ヒカキンが示し続ける、東日本大震災の教訓と継続支援の重要性「動画で命を救いたい」

 人気YouTubeのヒカキンが3月11日、「この動画で命を救いたい。3.11から10年、コロナ禍でもし今災害が起きたら。」と題した動画を投稿した。

この動画で命を救いたい。3.11から10年、コロナ禍でもし今災害が起きたら。

 昨年、コロナ禍で小池百合子東京都知事と遠隔で対談を行い、主に若者に対し「おうちにいましょう」と呼びかけたヒカキン。自ら1億円を寄付し立ち上げたコロナ医療支援募金では、全国の21万人が協力し、約3億7000万円の寄付が集まった。この2つのアクションが、ヒカキンの想像を遥かに超えて拡散され話題を呼び、“動画でも人の命を救うことが出来る”と実感したという。

 いつ災害が起こるかは誰にも予想できない。今回ヒカキンはそのための備えの大切さを訴えている。まず動画ではYahoo! JAPANにある「防災手帳」について説明。この中では「今、地震が起きたら、洪水が起こったら、近所のどこに避難すればいいのか」「そしてどんなものを日頃から備えておけばいいか」が説明されているという。

 またヒカキンは今回の撮影を機に防災グッズを購入したという。キャリーケースに一通り詰まったものを買って、「こういうものが災害時の備えとして必要なんだと勉強になった」と力を込める。そのほかにも持ち運びが出来るモバイルバッテリー、情報を仕入れるラジオなども購入していた。

 気になるのは2020年からの新型コロナウイルス感染拡大だ。この状況の中で避難所生活を送ることになると、避難所内での感染拡大が起こる可能性がある。ヒカキンはそんな時に知っておくべき5つのポイントを説明している。

 今回も1人でも多くの命を救いたいという思いで、撮影に臨んだヒカキン。しかし自分だけの知識だけでは正確な情報を視聴者に伝える自信が持てなかったため、以前募金活動を一緒に行ったYahoo! JAPANに話を持ち掛けたという。このように周りを巻き込んで、正しいこと広く伝えていこうという姿勢はさすがの一言だ。

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