ラランド「ララチューン」に垣間見る、ニシダとサーヤの“むきだしさ”を面白くする才能 

尊敬している人は?

 そんなララチューンの最大の魅力だと感じるのが「トーク」。YouTubeらしい企画ももちろん最高なのだが、会議室でダラダラと飲み食いしながら視聴者の質問に答えたり、2人で好きなものや嫌いなものについて喋っているだけの動画こそ、一番輝いているのではないかと思う。企画や編集でなくシンプルに「2人が面白い」というのは本当に魅力的で、掛け合いのテンポの良さや言い回しの上手さ、これぞ他のYouTuberにはない芸人YouTubeの強みなのではないだろうか。

【公式】ラランド 漫才 『ギャンブル狂いの夫』単独ライブver

 そしてラランドを知るうえで絶対に外せないのが漫才。豊富な知識から来るネタのリアリティとテンポの良さは何回見ても飽きることがない。特に好きなネタは「ギャンブル狂いの夫」。「ギャンブル狂」という誰がどう見てもマイナスの要素を逆手に取った展開はさすがとしか言いようがない。2人の持つ言葉のセンス、サーヤの圧倒的な演技力、ニシダの山のような落ち着き、その全てが絶妙なバランスで噛み合っているラランドの漫才には「2人だからこそ」の面白さがある。

 YouTuberとしての企画力の高さと芸人の面白さ、どちらも兼ね備えているチャンネル・ララチューン。みんなで見てやろうぜ。

■かんそう
1989年生まれ。オールジャンルミクスチャーブログ『kansou(king and soul)』を運営。記事によって変わるテンションの落差に困惑の声多数。『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』『SUUMOタウン』『We Love Expedia』などでも執筆。

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