地震などの災害に備えてーー各世帯に持っておきたいモバイルバッテリーとは?
災害はいつ何時起きるかわからないもの。地震や台風など災害の多い日本で生活するためには、もしもの時に備えることは重要だ。
災害時は様々な物資が足りず困ることも多いが、なかでも電気が使えないことで不便を感じることは多い。モバイルバッテリーなどで有名なAnkerの統計によると、災害時「準備しておいてよかったもの」と「準備できていなくて後悔したもの」ではいずれも「モバイルバッテリー・電池・発電機」が筆頭に挙げられた。
(参考:https://www.ankerjapan.com/ext/bousai.html)
バッテリーや電池がなく不便を感じる大きな理由の一つが、スマホが使えなくなることだ。災害時、家族や友人などの安否確認を行ったり、情報を集めるためにスマホが使えるかどうかの比重は重くなる。もしもの時にスマホが使えるように、モバイルバッテリーを備えるのがおすすめだ。
そこで今回は、災害時にも活躍してくれるモバイルバッテリーの選び方を紹介していこうと思う。
容量の大きなモバイルバッテリーを常備する
災害時に利用するためのモバイルバッテリーとして最も一般的なのが、持ち運びにも便利な小型のタイプである。普段から利用している人も多いだろうが、容量が大きめのものがあれば、災害時にも十分に利用可能だ。
災害は突然起こるものなので、当然、外出先で遭遇する可能性もある。もしもの時のために、モバイルバッテリーもできるだけ持ち歩きたいところだ。大容量のモバイルバッテリーを持っていれば、心強い味方になる。
とはいえ、モバイルバッテリーは容量が大きければ大きいほど重量も重くなる。普段からモバイルバッテリーのヘビーユーザーであれば問題ないかもしれないが、いつ来るかわからない災害のために重い荷物を増やすのも現実的ではないかもしれない。
10,000mAh程度の容量のモバイルバッテリーであれば、男女限らず荷物に入れて支障ない重さであるためおすすめだ。持ち歩き用には小型のものを利用し、災害用にもう一つ自宅に常備するのも有効な手段と言える。
自宅に備える場合にはそれほど重さを気にする必要もないので、30,000~50,000mAhほどの大容量のバッテリーをおすすめしたい。
モバイルバッテリーを災害用として利用する場合、数か月に一度は充電が必要となる点に関しては注意が必要だ。バッテリーはフル充電しても常に放電しているためである。せっかく準備しておいた大容量のモバイルバッテリーが有事の際に使えない、なんてことのないよう、しっかりメンテナンスをしておこう。
乾電池式のモバイルバッテリーもおすすめ
また、災害時に手に入りやすい乾電池式のモバイルバッテリーを準備しておくのもおすすめだ。小型で備蓄に場所を取らない乾電池は、懐中電灯やラジオなどにも利用できるため、災害用にストックしておく人も多いだろう。
乾電池式のモバイルバッテリーを常備しておけば、災害により電力不足が長引いた際にも利用しやすい点がメリットと言える。充電式のモバイルバッテリーと違い、乾電池式の場合はメンテナンスをする必要なく長期保存ができるのも魅力だ。