『今日好き 赤い糸編』最終話ーー「告白までに答えを出したいけど……」るなが選んだ相手は? はるとの想いは届くのか

『今日好き 赤い糸編』最終話レビュー

 『赤い糸編』最終日は、女子から男子への“最後のアピールタイム”に。第4話に引き続き、いけはる(池田陽音)×みく(松尾美紅)が2ショット。初日こそ会話すらなかったまでも、2日目に意気投合して以来、“いけはる一筋”宣言を即座に発令したみく。だが、いけはるはこの旅への参加前から想いを寄せるるか(早河るか)の存在も気に掛かるようだ。


 それでも、なんとか彼の迷いを払拭しようと奮闘するみく。最後には耳打ちで何かを伝え、いけはるがその言葉にハニカむ様子も見られた。肝心の内容は、2人だけの秘密のようだが、2ショット終了後にはみくが1人で涙する場面も。あの耳打ちで“大好き”以上に本音を届ける言葉があるとすればはたしてーー。


 まだまだ終わらない“いけはるラッシュ”。続くるかとの2ショットでは、物語が大きく動く。なんと、ここまでの努力が報われて、いけはるがるかの心変わりを引き寄せたのだ。さらには「いまは1人に絞って、はるとに告白します」と、彼女の方から告白を約束される急展開も! るかはこの直前、“もう1人”のはると(中野晴仁)と“バイバイ”をしただけに、大胆な逆サイドへの切り返しにも思えるが、一方で自身の想いに区切りをつけたとも捉えられる。いずれにせよ、るか強し。「告白するよ……だから、手繋ご?」「最後は笑って帰りたいな」と、甘すぎる言葉でダメ押しをし、いけはるに決断を委ねることとなった。

 最後は、はると×るな(黒咲月)の2ショット。事実上、はるとを巡るるなとるかのライバル関係も終焉を迎えたわけだが、2日目の夜の2ショットでははると恒例の口癖にもなった“重い空気”に。その後もなかなか良い雰囲気が作れていなかったが、ずっと渡せていなかったプレゼントをここでようやく披露するようだ。彼が用意してきたのは、“はる”との太陽と“るな”の月をモチーフにしたイヤリング。るなへの“特別な想い”をこめたプレゼントとして、自身の決意を改めて形にしたようだ。

 だが、“蛙化現象”とは言わずとも、「告白までに答えを出したいけど……それが現状かな」と、今度は自らの想いを決め切れないでいるるな。それでも、この旅を通して自身の未熟さを見つめ直し、新たなスタートを切ったはると。「るなにオレが成長するところとかを見てほしくて」「オレはるなに出会えて、本当によかった」と、堂々たる決意を語ってくれた。この2ショットの序盤、「そんでさぁ、るかさ、あっ、るなさ」と、誰もが呆然とする言い間違いをしでかしたはるとだが、これが笑い話になる未来をなんとか導いてほしい。

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