ラファエル VS 朝倉未来、2000万円賭け『人生ゲーム』決行 “金持ちYouTuber”が見せるバブリーなエンタメ
ヒカルは昨年末、盟友・シバターが格闘技の祭典『Yogibo presents RIZIN.26』に出場する際、「人間、火事場の馬鹿というものがあると思う。シバターさんはほぼファイトマネーをもらっていないと思うので、僕から個人的にもしシバターさんが勝ったら1000万円プレゼントしたい」と申し出た。さらには、「勝った時の沸き方をネットで用意しておきたい」として、事前にTwitterでシバター勝利の暁に1000万円を贈呈することを宣言し、ネット界隈を盛り上げた。
その結果、見事シバターは勝利。実際に公約通り、1月25日に公開した動画で「ちゃんと持ってきました」と言い、1000万円の札束をファイトマネーとしてシバターに渡していた。
この時、ヒカルが札束を詰め込んでいたのは、しわくちゃになった紙袋。ヒカルはその前日、1月24日に公開した「【一生の宝物】ヒカル、人生最高額の腕時計を買う」と題した動画で、3267万円の高級時計ブランド「ランゲ&ゾーネ」のユニークピースを購入したのだが、その時も、まるで、ブックオフに漫画やCDを売りにでも来たかのようなくたびれた紙袋から、3000万円以上の現金を取り出していた。あえて堅牢なボストンバックではなく、チープな紙袋に大金を詰めることで「金はいくらでもある」感を演出できており、そのあたりも見せ方がうまい。
このように、潤沢な資産をどう企画に生かしていくかは、金持ち系YouTuberの腕の見せ所。当然、批判もあるところだが、実際に多くの視聴者の関心を呼び、高い再生数を叩き出しているのだから、その戦略は成功していると言えるだろう。今後もありあまる資産を再生回数に変えていく彼らの錬金術に注目していきたい。