スタイリッシュなガジェット動画が魅力 「dripメンバー」のYouTubeに溢れるライフスタイルのアイデア

「dripメンバー」のYouTubeの魅力

 「僕は今、間違いなく遊ぶように仕事している」

 iPadを中心にガジェットレビューやより良いライフスタイルの提案をしている平岡雄太は、自身のYouTube動画内でこう語った。

 Yahoo在籍中からブログを開始し、数年後にmonographの堀口英剛と共に起業。株式会社dripはモノに情熱のあるクリエイターが「本当に欲しい、必要だ」と思うグッズを企画、制作、販売する会社だ。

 「僕らは、モノが大好き」と平岡が断言するように、彼らの周りにはいつも様々なモノたちで溢れている。

 元々はファッションブロガーとして名を馳せていた堀口・平岡をはじめ、dripメンバーのYouTubeチャンネルの人気はとどまる事を知らない。彼らの動画の魅力はそのスタイリッシュさ、分かりやすさ、そして何といっても「見ているだけでQOLが上がりそう」な心地よさだろう。

 メンバーはそれぞれのYouTubeチャンネルを、「株式会社dripの活動とは関係ない、個人の趣味」としている。確かに各々の色が出ている面もあるが、根底には「モノが好き」という軸があるのも見て取れる。また、それぞれのメンバーが独自性をもってチャンネル運営をしている為、被った内容がないのも特徴だ。

 この記事では、そんな株式会社dripメンバーのYouTubeチャンネルの魅力を紹介していこう。

 ちなみに今回紹介する5人のうち、株式会社drip正式に所属しているのはメンバーは堀口と平岡の2人だ。イマムラケンタ、高澤けーすけ、トバログは実際にプロダクトの開発にも携わり「dripメンバー」と括られることが多いため、今回はそのメインメンバー5人についてまとめていく。

monograph/ 堀口英剛

 

【完全版】2020年本当に買ってよかったモノランキングBEST10:monograph/ 堀口英剛

 堀口英剛はYahoo在籍時代にモノ系メディアmonographを立ち上げ、開設後1年3か月でアクセス数が月間100万を超えた。「ときめく”モノ”をあつめよう」とのテーマで運営していたmonographのコンセプトはYouTubeチャンネルでも生きている。

 堀口のYouTubeで紹介されるアイテムは多岐にわたる。キャッシュレス派におすすめの小さな財布や鞄の中身など、日頃のライフスタイルの質を向上させるアイディアから、MacをはじめとするApple製品の話題、男性用化粧品に至るまで、幅広いジャンルのアイテムを紹介しているのが特徴だ。

 紹介しているアイテムはどれもスタイリッシュで、導入するだけで生活の質が向上しそうなものばかり。

 スタイリッシュなのはアイテムだけではない。動画全体が美しくコントロールされており、映像や音楽、編集から男女問わず憧れられる要素に満ち溢れている。

平岡 雄太 / DRESS CODE.

dripって儲かってるの?【創業から3年間を振り返る】:平岡 雄太 / DRESS CODE.

 平岡雄太のチャンネルでも様々なモノが紹介されている。しかし堀口のチャンネルと違い、もう少しターゲットが限定的なイメージもある。理由は、iPadの活用術というテーマを中心にグッズやアイデアを紹介している点にある。

 筆者もiPadを利用しているので、平岡のチャンネルは常にチェックしている。iPadの活用術を紹介したYouTuberは国内にはまだそれほど多くなく、平岡のチャンネルはまさに「痒いところに手が届く」内容で、iPadユーザーとしては目が離せない。

 iPadユーザー以外がどれだけ平岡のチャンネルを見ているかは確かではないが、少なくとも彼のチャンネルを一度でも見てしまった人は、iPadを買わずにはいられなくなるだろう。それくらい、平岡のチャンネルにはiPad愛が溢れている。

 また、iPadの情報以外にもQOL向上のアイディアを提案したり、起業家としての考えを述べる動画もあるため、独立開業なども含め多方面の興味に訴求する内容になっているのも魅力の一つだろう。

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