ディスプレイ巻取り型スマホ、高機能マスク、検温ロボット……『CES 2021』で発表の注目製品まとめ

親しみやすいデザインの検温ロボット

 『CES 2021』では、マスク以外のコロナ禍関連製品も発表された。そうした製品に関して、テック系メディア『digitaltrends』は12日に報じた

 コロナ禍の時代では、店舗入店時に店員が来訪客を検温するのが当たり前になった。検温には店員を配置しなければないので店舗側の負担が多くなり、来訪客にとっても面倒なことが増えるのであまり好ましいことではない。こうした問題のソリューションとして、ロボットメーカーのMistyRoboticsは検温を自動で行うロボット「MistyII」を発表した(下の画像参照)。このロボットに検温を任せれば店員を配置する必要がなくなり、親しみやすいデザインなので来訪客は不快な思いをせずに済むだろう。

 カーテック企業NamsungAmerica傘下のUtilimedicは、車載型スマホ充電ケースを出品した。このケースにスマホを入れておくと、充電だけではなく紫外線による殺菌も行われる。5分間の殺菌で最大99.9%の細菌とウイルスの除去が可能だ。

 以上のように、『CES 2021』では今年のテック製品の動向を先取りするような製品が多数出品された。ディスプレイ巻取り型スマホは、LG以外のメーカーからも発表される可能性がある。また、コロナ禍が収束する兆しが見えない現状では、コロナ禍関連製品の発表が続くだろう。

トップ画像出典:tom’s guide「LG Rollable phone release date, price, features and leaks」より画像を引用

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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