YouTuberヒカルが語る『パワプロ』愛と“影響力”の使い方 「自分が本当にいいと思うものしか宣伝しない」

 人気YouTuberのヒカルと、モバイルゲーム『実況パワフルプロ野球』(パワプロアプリ)の刺激的なコラボが続いている。2020年7月27日に行われた初回の実況生配信では、約3万9500人という同時接続数を記録。ヒカルが展開するアパレルブランド「ReZARD(リザード)」とのコラボも開始され、もともとの『パワプロ』ファンだけでない、大きな広がりを見せている。

 今回、このコラボのミーティングにKONAMI社を訪れたヒカルを直撃。『パワプロ』への思いから、ゲーム実況に感じる魅力、そして激変するYouTube業界で勝ち抜くためのポイントまで、じっくり話を聞いた。(編集部)

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今回のコラボは「普段がんばっているご褒美」

――モバイルゲーム『実況パワフルプロ野球』(パワプロアプリ)との本格的なコラボが続いています。このコラボの率直な感想から聞かせてください。

ヒカル:昔から大好きだった『パワプロ』に深く関わることができて、すごいうれしいですね。仕事というより、プライベートで好きなことをやらせてもらっている感じに近いというか。

 『パワプロアプリ』は、僕がずっとプレイしてきた「サクセスモード」(オリジナル選手を育成する、シリーズ屈指の人気モード)に特化していて、何も知らん人が横から見ていても、何をしているかまったくわからないと思うんですよ。イベントとか会話とか、全部スキップしますしね(笑)。でも、僕からすると、思い出補正もありつつ唯一無二のゲームで、一生遊んでいくんだろうなと。新規の人にどうやって魅力を伝えるか、というのは難しいところですけど、それをやっていけたらなと思っています。

――特にサクセスモードは育成シミュレーションゲームのような要素も大きく、あまり野球に詳しくなかったり、アクション/スポーツゲームが得意でない人にも人気がありますね。

ヒカル:そうなんですよ。プレイがヘタクソでも、『パワプロ』はそんなに難しくないので、誰でもできちゃうのが魅力のひとつですね。

――なんとヒカルさんが「イベントキャラ」として作中に登場することも決定しましたが、どんなキャラクターになったらいいなと思いますか?

ヒカル:やっぱり多くの人に使ってもらえるキャラクターになってほしいですね。普段から『パワプロ』をプレイしている人はもちろんですけど、あんまり触れてこなかった人が使って、いいなと思えるキャラが一番かなって。髪型がこれ(ツートン)なので見た目もわかりやすいですし、YouTuberというのも今っぽくて面白いんじゃないかと。

――一方で、ヒカルさんが手掛けるアパレルブランド「ReZARD(リザード)」とのコラボは、すでに展開されています。

ヒカル:やっぱり野球のゲームなので、ユニフォームをモチーフにしたデザインだったり、普段から着られるけれど、きちんと『パワプロ』の要素が際立ったものにしました。

――ReZARDはもともとラグジュアリーなアイテムが多いブランドですが、もう少しカジュアルなものになっていますね。

ヒカル:そうですね。これまでReZARDにはなかったアイテムなので、楽しんでもらえたら。

――今後、このコラボをどんなものにしていきたいですか?

ヒカル:『パワプロ』はメジャーな作品ですけど、一部の熱狂的なファンに支えられているものでもあると思うんですよね。だから、もっと若い人にも知ってもらいたいし、女性にもプレイしてもらいたいんですよ。女性にとって、「野球ゲーム」というととっつきにくいじゃないですか。でも、『パワプロ』ならキャラクターもかわいいし、アクションが苦手でもなんとかなるので、ぜひプレイしてもらえればと。

 野球選手は野球ファンにリーチできるし、ゲーム実況者はゲーム好きの人にアプローチできる。僕はそうじゃない人に届ける力があると思うので、そっちを頑張りたいですね。野球に詳しくなかったり、普段はゲームをしないような人にこそ、『パワプロ』の魅力を伝えていきたいですね。

――さて、ヒカルさんはもともとゲーム実況からYouTubeのキャリアをスタートさせています。最近はなかなかプレイ時間を設けるのも難しいと思いますし、ゲーム系の動画が少なくなっていたなかで、今回のようなコラボでゲーム配信が見られるのは、ファンにとってうれしいことかと。

ヒカル:僕もやっていて楽しいですね。本当にゲームが好きで、子どものころからずっとゲームをして育ってきたので。配信や動画でやりたい気持ちもあるし、特に『パワプロアプリ』はプライベートでもプレイしているんだから、その様子を配信すればいいんじゃないか、とも思うんですけど、中途半端にやるのは嫌なんですよね。それが、今回のコラボはきちんと企画性があって、メインのチャンネルでできるので、「普段がんばっているご褒美」みたいな感覚で、ゲーム実況をやらせてもらっている、という感じです。

――夏には、コロナ禍でネイルサロンの営業ができなくなって困っていた人気YouTuber「ヘラヘラ三銃士」の救済企画として、ゲーム実況チャンネル「Hikaru Games」でコラボを重ねていましたが、それとはまた違った配信になっていますね。

ヒカル:そうですね。メインのチャンネルでゲーム実況をやることってあんまりないので、やっぱりワクワクしますよね。ゲームチャンネルもやりたい気持ちはありますけど、現状はその時間がないし、おまけとしてたまにやらせてもらう、という感じなのかなと。そもそも今回のコラボの話が来たのも、僕がメインチャンネルで影響力をつけたからで、ゲーム実況だけしていたら、なかったことだと思うんですよ。その意味でも、今後もメインチャンネルに力を注いで、影響力を落とさないようにやっていきたいなと思いますね。

――「影響力を高める」というのは、ヒカルさんが常に目標として語っていることです。実際、シューズを中心としたアパレル通販の「ロコンド」、リラクゼーションサロン「オリーブスパ」などとの協業もあり、様々な業界に影響力が広がっていると思いますが、今後どんな領域に挑戦していきたいですか?

ヒカル:美容業界には行きたいですね。何年か前から美容への思いがどんどん高まっていて、力を入れているので、僕のチャンネルとも親和性は高いと思います。