ぱおん、きゅんです、○○しか勝たん……TikTokやインスタ用語多数の『ギャル流行語大賞2020』を解説
5位 【○○もろて】
関西弁の「○○してもろて〜(してもらって)」という言い回しがなぜかギャルに人気になり5位にランクイン。インスタで投稿される写真やハッシュタグなどに「すっぴん許してもろて」と使ったり、ツッコミとして「それはやめてもろてww」と言ったりする。人気のYouTuberコンビ「パパラピーズ」が火付け役とも。
4位【ぱおん(ぴえんこえてぱおん)】
悲しい時に使う「ぴえん」の派生として誕生したのが「ぱおん」だ。ぴえんよりもっと悲しい気持ちを表現する方法として生まれた。今にも泣き出しそうな感情を「ぱおん😂」と呟いたり、「#ぱおん」のハッシュタグとともに投稿したりする。
3位【きゅんです】
TikTokでバズった「ポケットからきゅんです!」の歌詞から日常的にも使われるようになったワード。親指と人差し指を交差してつくる「指ハート」をしながら言うのが流行した。好きな人やペットの可愛いしぐさを見た時の感情表現として使う。
2位【○○しか勝たん】
尊いとともに今年よく目にするのが「〜しか勝たん」という言い回し。人や物、行動などが最高すぎて他に勝るものがない、という意味合いで使う。Twitterやインスタグラムを覗けば「本田翼しか勝たん」「日曜日のマックしか勝たん」など色々な“勝たん”が溢れている。
1位【やりらふぃー】
2020年で最もギャルに流行った言葉は「やりらふぃー」となった。意外……どころか聞いたことがない人も多いのではないか。こちらはTikTokで流行った曲のサビ部分「Jeg vil at vi」が“やりらふぃー”に聞こえることから生まれた言葉だ。ノリのいい曲の一節なので、テンションが上がったときに使われる。頭の上で両手をパタパタさせるダンスは多くの女子高生が踊れるとか。
ギャルならではのテンションを上げるワード「やりらふぃー」や、ネットスラングとして広く浸透している「○○しか勝たん」「尊い」、メディアでも取り上げられ幅広い世代に知れ渡った「ぱおん」「きゅんです」など時代を映し出す様々な言葉が流行した2020年。今年はステイホームの影響でSNSでの発信も加速し、ギャル語が一般にも浸透しやすかったのではないだろうか。流行語とともにSNSの活用方法も進化させていくティーンの動向に2021年も大注目だ。
■中野亜沙子
東京都目黒区出身のフリーライター。「若者が自ら考え行動し、自立するきっかけをつくる」をテーマに執筆する。お笑いとゲームとYouTubeが好き。心理カウンセラーの資格取得を目指し勉強中。