『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』ゲームディレクターに聞く“映画的なゲーム”の作り方
マーベルからもらった“ユニバース・ナンバー”
ーーなるほど。ちなみに今回の制作にあたって、マーベルからのオーダーはどの程度ありましたか。
キャメロン:マーベルとの関係は、共同作業といえるようなもので、非常に楽しい経験でした。キャラクターの核となる部分はコミックスを参照することになりますが、われわれに非常に多くの自由を与えてくれて、われわれ自身のキャラクターといえる、新鮮なマイルズ像を作ることを許してくれました。クリエイティブな自由を持って本作を制作できたというのは大きなことです。
ーー日本でも映画『スパイダーマン: スパイダーバース』(2018年)が話題になりました。本作の世界も、多数ある『スパイダーマン』のマルチバースに加わったり、クロスオーバーなど何らかの展開が今後あり得るのでしょうか。
キャメロン:今回の『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』は、前作の直接的な続編として、ピーター・パーカーがマイルズ・モラレスと出会った後の物語を作るということで、『スパイダーバース』が製作される前から、ユニバースとしての構想が始まっています。本作は「インソムニアックゲームズ」による独自のユニバースですが、マーベルから「1048」という“ユニバース・ナンバー”をもらっているんです。これがマルチバースのひとつとして数えられるかは公式には決定されていないんですが、マーベルが認めている『スパイダーマン』のユニバースのひとつであることは間違いないですね。
■作品詳細
『Marvel's Spider-Man: Miles Morales(スパイダーマン:マイルズ・モラレス)』
プラットフォーム:PlayStation 5, PlayStation 4
パッケージ版:5,900円(税別)
ダウンロード版:6,490円(税込)
CEROレーティング:C(15才以上対象)
プレイ人数:1人
『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』公式ページ
『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』PlayStation Store商品ページ
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