Galaxy S21シリーズは2021年1月発表か 最新Galaxy Noteの代わりにFold 3をリリース?

 Samsungが製造するスマホGalaxyシリーズに関する最新情報が明らかになった。2021年には同シリーズの一角を占めていたあのモデルのリリースがなく、代わりに折り畳み型のモデルに注力するようだ。

144Hzディスプレイの実装可能性も

 テック系メディア『tom’s guide』は23日、Samsungが製造する次期Galaxyシリーズの発表日に関するリーク情報を報じた。次期GalaxyシリーズはGalaxy S21、S21 Plus、S21 Ultraの3機種体制となり、発表時期は例年の2月より早い2021年1月と見られている。有名リーカーのJon Prosser氏は、同シリーズの発表日を2021年1月14日、予約開始日は発表日と同日、発売が1月29日と詳細に予想している。

 Galaxy S21シリーズの価格はS21が999ドル(約10万円)、S21 PlusがS21より200ドル高い1,199ドル(約12万5,000円)、S21 Ultraはさらに200ドル高い1,399ドル(約14万6,000円)と予想されている。

 Galaxy S21シリーズの主な仕様は以下の通り。

・Galaxy S21:6.2インチLTPSディスプレイ、5G対応、超広角、メイン、望遠の3基のカメラを実装
・Galaxy S21 Plus:6.7インチLTPSディスプレイ、5G対応、超広角、メイン、望遠の3基のカメラを実装
・Galaxy S21 Ultra:6.8インチLTPOディスプレイ、5G対応、超広角、メイン、2基の光学望遠の4基のカメラを実装

 注目すべきは、S21 UltraのみLTPOディスプレイを採用し、クアッドカメラを実装することだ。ズーム倍率が異なる2基の望遠カメラは光学ズームを採用するため、スマホカメラで多用されるデジタルズームより鮮明な画像を撮影できる。

 Tom’s guideの別の記事では、Galaxy S21シリーズの金型をリークしたツイートを紹介している(下のツイート参照)。リーク画像を見る限りだと、同シリーズは角が丸みを帯びたデザインになるようだ。

 さらにGalaxy 21 Ultraのみディスプレイのリフレッシュレートが144Hzになる可能性がある、とも報じられている。

Galaxy Z Fold 3はSペンにも対応

 Galaxy Noteシリーズの動向に関しては、Google専門ニュースメディア『9to5Google』が23日に報じている。その報道によれば、次期Galaxy Noteはリリースされず、代わりに折り畳み型スマホの最新モデルGalaxy Z Fold 3がリリースされるというのだ。

 Galaxy Z Fold 3は、Galaxy Noteシリーズに実装されてきたSペンに対応する。また、Fold 2よりもひっかき傷に強いディスプレイになるとも言われている。さらに、アンダーディスプレイカメラを実装するという噂もある。

 アンダーディスプレイカメラとは、ディスプレイに埋め込まれたカメラのことを意味する。これまでスマホはディスプレイの大型化を目指して、フロントカメラの実装部分をベゼルからノッチやホール(穴)に変えてきた。アンダーディスプレイカメラを実装すると、スマホ前面をディスプレイのために最大限使えるようになる。こうしたカメラは、中国スマホメーカーZTEが9月にリリースした「ZTE Axon 20 5G」で初めて実装された。

 以上のようなGalaxy z Fold 3は、当初は2021年の8月か9月にリリースする予定であったが、現在では計画を前倒しして6月のリリースを目指しているようだ。

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