kemio×水溜りボンドが語る「クリエイターとしての武器」 40分の対談で互いへのリスペクトを送る

 YouTuber/インフルエンサーのkemioが、オーディオストリーミングプラットフォーム・Spotifyにて6月より毎週金曜日に配信しているレギュラーポッドキャスト『kemioの耳そうじクラブ』。初回にはHIKAKINが登場し、その後も仲里依紗やアンミカなど、kemioが“今、話を聞きたい”ゲストを招いてトークを展開してきた。

 そして、最新回である10月9日に更新された第17回放送には、ラジオや地上波テレビにも活躍の場を広げるYouTuberコンビ・水溜りボンドのカンタとトミーが出演。トップクリエイターの本音や、動画を制作する上での各々のスタンスが話された。

※2019年5月イベント共演時の3人(トミーのInstagramより)

1年ぶりの共演

人気YouTuberたちで本気で人狼ゲームした結果!!

 kemioと水溜りボンドが初めて共演したのは、2019年。水溜りボンドが主催するトークイベントに、スカイピース、アバンティーズ、神宿、パオパオチャンネル、夕闇に誘いし漆黒の天使達、さんこいちという、事務所の垣根を超えた豪華ゲストが集い、そのなかにkemioの姿もあった。イベント直前には、参加メンバーで動画も撮影しており、今回のラジオはそこから約1年ぶりの共演となる。

 今回は「なりたい職業ランキングの上位にある“YouTuber”という職業が、ちゃんと“成り立つ”ということを体現している二人」として、「色々なことを聞いてみたい」とkemioが水溜りボンドにオファーし、彼が住むニューヨークと日本を繋いでのリモート対談となった。

クリエイターとしてのそれぞれの武器

本当に相方が逮捕されるドッキリww【前編】

 YouTubeにチャンネルを開設した2015年1月1日から1日も休まず動画の投稿を続け、今年いっぱい、丸5年での“毎日投稿終了”を発表した水溜りボンド。kemioは「毎日投稿を続けるのもすごいけれど、一つひとつのコンテンツがすごく作りこまれている」と、そのクオリティに舌を巻く。対して、トミーは「毎日投稿を自分たちがやれているのは“企画”をやれているからで、kemioくんは自分の切り口で物事を切りとったり、日々生活している/生きていること自体がコンテンツになっている。自分たちは一般人なので、企画を考えることで動画が成り立っている“泥臭いスタイル”」と、kemioのタレント性の高さに言及した。

 kemioは、水溜りボンドが過去に投稿した『本当に相方が逮捕されるドッキリww』を例に、自宅に大勢の警官やマスコミ(役者)、パトカーが押し寄せ、トミーが連行される様を相方カンタに見せつけるという大型企画について、「あれは自分にはできない」と話す。YouTubeだけではなく、イベントでは会場やキャスティングも自分たちでこなす水溜りボンドに対して、「人を巻き込む強さというのが本当に凄まじいと思う。自分にはそれができないので、マジで憧れます」と二人へのリスペクトを語った。

 kemioが言うように、毎日投稿を続けながら、一つひとつの動画のクオリティを落とすどころか、常に新しい挑戦を続け、その質を上げてきた水溜りボンド。そんな二人だが、意外にも動画のストックはなく、いわゆる“撮って出し”の自転車操業でなんとか毎日投稿を続けており、時にはタイムリミットの数時間前に企画自体がボツとなり、火事場の馬鹿力で瞬時に撮影した動画が好評になる……なんてこともあるという。

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