プリ機『CAOLABO』&『ANDKIKI』を体験! それぞれの“使い分け方”を考える

 FuRyu(以下、フリュー)から最新機種のプリントシール機(以下、プリ機)『CAOLABO』『ANDKIKI』がリリースされたので、実際に体験しに行ってみた。

“神比率分析”が特徴の『CAOLABO』

 今夏リリースの『CAOLABO』は、圧倒的な理想顔を叶える「神比率分析」が特徴。「もっとかわいい顔になりたい」という女の子の願いを叶えるため、1人ひとりに合わせた理想的なパーツバランスを提案してくれたり、落書き時のメイク加工にこだわった機能が搭載されている。

 まず、いつものように撮影人数やシールデザインを外で選びプリ機に入ると、顔分析のための撮影が始まる。撮影後、その場ですぐに分析結果がわかり、「こねこ」「こいぬ」「うさぎ」「りす」の4タイプに分類された。筆者の分析結果はより目・面長の「りす顔」。常日頃からどちらかというと目はより気味で、面長の自覚があり、それをカバーするようなメイクを心掛けていたので、分析結果が正確でまず驚いた。

 分析後、かわいらしい「こねこ顔」、赤ちゃんっぽい「こいぬ顔」、おしゃれな「うさぎ顔」、大人っぽい「りす顔」から、撮影者それぞれが好みの仕上がりを選ぶことができる。そのときの気分や自分のなかでの流行りによって、自分の顔にあった4タイプの盛れ方を選べるのだ。童顔でも盛れるオシャレ顔にできたり、大人っぽい顔でも盛れる赤ちゃん顔にでき、女の子のワガママをちゃんと盛りながら叶えてくれる。

 この神比率分析機能は、2人はもちろん、3人まで認識して分析してくれるので、仲良し3人組でも仲間はずれができない機能となっている。1人ひとり分析されるので、異なるタイプで盛ることもでき、全員かならず盛れるから嬉しい。

 また、メイク機能が圧倒的に充実している。顔拡大機能で、1人ひとりの顔が拡大されるので、メイクが細部までこだわれる。「うすく~濃い」まで濃さも選べるので、ナチュラルメイクもがっつりメイクも可能だ。

 『CAOLABO』だけの新メイク機能として、「新質感リップ」「ノーズシャドウ&ハイライト」「シェーディング」「まつげ」といったものがある。リップは激うるとマットから選べ、筆者はうるうるリップが好きなので付けてみたが、本当にしっかりうるうるツヤツヤしていて感動した。マットも試したが、うるうるとは180度違ったテイストを引き出してくれる。一番驚いたのは、ノーズシャドウ&ハイライト、シェーディングがメイク機能に入っていることだ。これらは女子中高生はなかなか手が出しにくい化粧品で、加工アプリでのみ使っている人も多いのではないだろうか。とはいえ、やるのとやらないので顔が全然違うのがこれらのメイク。こうしたメイクがプリで簡単にできるようになったのは時代を感じる。まつげもプリになると細かい部分であるのにしっかりマスカラを塗ったように濃くなる。本当に細部まで徹底された高度な技術を体験できた。

 『CAOLABO』の映りの特徴は、「もちぷに肌」と呼ばれるもの。名前の通りもちもちぷにぷにしていそうな、イマドキの青みがかった真っ白い美肌になれる。透明感のある自然な白で、従来のと比べて変にテカりすぎたりしないのがいいところだ。また、「きゅるうるeye」の写りも『CAOLABO』ならではの特徴である。目がしっかりボリュームアップし、黒目のなかの白い光がしっかり写るため、うるうるした瞳に。さらに白目と黒目の境をぼかす技術で、より潤んだ瞳ーー例えるなら「ぴえん」の絵文字のようになれる。

 プリを撮り終わった後も楽しめるのが『CAOLABO』の注目ポイントだ。「相性診断」という機能がついており、特設ページにて、自身と占いたい相手の顔タイプを選択すると、2人の仲良し度やラッキーアイテムなどを診断できる機能だ。前述したように、2人でも3人でも顔診断ができるので、プリ撮影後もみんなでわいわい相性診断が楽しめる。また相性診断では、人気イラストレーターのmikkoとコラボしたイラストが診断結果画像に使われており、可愛いイラストも保存できるようになっている。

 『CAOLABO』は、映りやプリの撮るスピード、落書き・メイク機能など、総合的に最新鋭のプリ機だと感じた。日頃アプリでの加工に慣れた女子中高生らは、プリでもそれが楽しめて、自分の盛れる顔を診断でき、相性診断まで楽しめるので、新機能盛りだくさんで満足して楽しめると思う。ただ、本当に最先端の機能が多く、美白やデカ目効果が高いので、女子大生以上や日頃プリを撮らない人にとっては、「もう少しナチュラルに写りたい」「盛れすぎて顔が違う……」「メイク機能が難しい」といった感想を持ってしまうかもしれない。

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