SNS、ウルトラワイド、レイテンシー、MR……ゲーム業界が2021年に向ける期待は?

中盤のテーマ2はOculus Questの新旧モデル比較など。

 簗瀬は「ゲームはMRになってほしいと思っている」と答えた。「VRは良いところもあるが、回りの空間を遮断してしまうのが欠点。家と家族とゲーム空間が両立するようなところで遊びたい。そうすればものスゴい視野角のディスプレイでゲームができる」と述べ、「なんだったら普通にあるディスプレイの回りに周辺視野をMRで作って情報量を増やしたりもできる。そういう未来は来るんじゃないか」と思案した。

 西川も「まさに僕も簗瀬さんと同じ意見で、注視する画面ってのは重要。直視型のモニターが良いというのは非常に分かるが、没入感というかゲーム体験っていうのは、操作したらゲーム世界で反応するのが楽しい」と応じた。合わせて「その反応が画面の真ん中だけではなく、横でも後ろでも起きてるという体験をするのにVRはいいけれども、着けるのが面倒くさい、長く遊べない。僕の32:9のアイデアもそうだが、MRも1つの有効な選択肢というか、進化の方向性かとは思う」と周辺視野の充実にも期待した。

■真狩祐志
東京国際アニメフェア2010シンポジウム「個人発アニメーションの15年史/相互越境による新たな視点」(企画)、「激変!アニメーション環境 平成30年史+1」(著書)など。

■関連リンク
東京ゲームショウ2020

 

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