新型コロナの封じ込めに失敗し、子どもの学業が犠牲に…… 休学が格差に与える影響を考える

新型コロナと休学が生む格差を考える

新型コロナ第三波に向けてできること

 秋冬が来ると新型コロナの第三波がやってくるとされ、米ワシントン大学の保険師匠評価研究所の最新研究によれば、コロナが原因の全世界死者数が年末までに280万人にのぼる可能性があると発表されました。

 気温が下がり空気が乾くこれからの季節は、コロナだけでなく風邪やインフルエンザも流行します。日本だけで、最悪の場合12万人という死者数が出る可能性があるという予想も出ました。再び休学となり、オンラインクラスになる確率も低くないと思われます。そうなった場合、大人である私たちは子どもたちの教育を守るために何ができるのでしょうか。

 日本では、新型コロナでオンライン授業となった場合のインフラ格差を埋めるために、子どもを支援する団体が、企業で使わなくなったまとまった台数のタブレットやPCの寄付を求めていたり、ガジェット購入のための資金援助を呼びかけてクラウドファンディングをしたりしています。

 3月から6月の休校期間中、私立は早々にオンラインクラスを開始する一方、公立校は家庭の経済格差が理由でスムーズにオンラインクラスに移行できないという現実があり、私立と公立間での教育格差が生まれました。公立校の場合、立ち塞がるチャイルド・プアの問題を解決するのがオンラインクラス開始の近道なのではないでしょうか。

(画像=Pexelsより)

■中川真知子
ライター。1981年生まれ。サンタモニカカレッジ映画学部卒業。好きなジャンルはホラー映画。尊敬する人はアーノルド・シュワルツェネッガー。GIZMODO JAPANで主に映画インタビューを担当。Twitter

〈Source〉
https://www.theverge.com/21366285/covid-19-coronavirus-pandemic-education-school-distance-learning-control-damage
https://eric.ed.gov/?id=ED518818

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