石橋貴明のYouTube企画「東京アラートラン」はなぜ人気? 歯に衣着せない“誠実な食レポ”に注目

 お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が9月10日、自身の公式YouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」で、シリーズ企画「東京アラートラン」の第4弾を公開した。

「ごめんなさい」は涙の隠し味。莫大な借金を抱えながら奮闘する五反田の親鳥専門店。第4回「東京アラートラン」

 「東京アラートラン」は、コロナ禍で苦境に立たされる飲食業界を救済すべく立ち上げられたプロジェクト。石橋が都内の飲食店を訪れておすすめのメニューを実食し、「絶品」から「最悪」までの4段階で評価していく。

 このほど公開された動画で取り上げられたのは、五反田の親鳥専門店「ばかたれ」。オーナーの禹在賢(うざいけん)氏によると、コロナ禍で困窮して借金が2,000万円だったところから7,000万円に膨れ上がったとのこと。このような窮状を聞かされれば、普通、温情措置でゆるめの採点をしそうなものだが、石橋は忖度しない。「7,000万円借金しているなら一肌脱いでも良いですけど、要は味ですよね」と言い、実際に1品目のポテトサラダは「ニンニクがしつこい」とバッサリ。続く2品目&3品目の煮込みとラーメンも「ぬるい」と斬り捨てた。


 それではと、最後に出されたのは店の看板メニュー・鶏ホルモン。ところが石橋は一口食べると「硬いな……」とつぶやき、「歯が健康な人は良いけど、じいちゃん、ばあちゃんは食えないね」と言い切った。これには思わず、禹氏も「おっしゃる通り。私も歯が痛いんです……」と本音がポロリ。また、禹氏は「タレを付けないのがおすすめ」と言うのに対して、店舗のスタッフは「タレを付けても良い」と説くなど、情報共有の曖昧さも目立った。

 その結果、評価は4段階中最低の「LOCK DOWN」。石橋は「タレを付けるのか付けないのか、そこをまずオーナーと厨房で統一させる。汁物は火を入れて熱々にしないと。やっぱり最初の一口目がぬるいとテンション下がる」と的確に寸評。 一方で、石橋は足りない部分について素直に聞き入り、言い訳をしない禹氏の人柄と愛嬌をうまく引き出し、「一生懸命頑張ったところにはちゃんと神様がご褒美をくれます。頑張ってください!」と激励した。

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