戦闘を支える迫力の攻撃アクション

　本作の魅力は何と行っても手に汗握るモビルスーツ同士のバトル。その根幹を支えるのが、近接格闘や射撃といった、いわゆる攻撃アクションだ。戦闘中はボタンと方向キーを組み合わせることで、攻撃モーションが多彩に変化。鮮やかなビームサーベル連撃、手数の多さで攻め立てるファンネル包囲網、MSモードと飛行モードの使い分けによる奇襲などなど、戦況に合わせて数多くの選択肢を扱える。

　上記のアクションに加えて、戦闘を一層盛り上げる「エクストリームアクション」、および「EXバースト」にも触れておきたい。前者はモーション中にダッシュやステップ回避を挟み込み、発動したアクションを強引に中断できる……というもの。上手く使いこなせば、「攻撃時に生じるスキをステップ回避で相殺し、すぐさま次の攻撃に転じる」といった芸当も行える。後者は戦闘中にEXゲージを消費することで、機体性能を大幅にパワーアップ。火力が上昇するだけでなく、一部の機体は攻撃モーションも変化が生じる。不利な戦況を一気にひっくり返すポテンシャルを秘めた、いわば”限界突破”と言える機能だ。

　そのほかアクションの中には、アニメ本編を意識した”原作再現技”も多数収録済み。ガンダムが上空に向かってビームライフルを撃ち出す「ラストシューティング」。Zガンダムが最終話で見せた決死のウェイブライダー突撃など、原作ファンならなおのこと楽しめるのは間違いないだろう。

　2on2 チームバトルアクション『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス マキシブーストON』は、PS4向けに7月30日より発売中だ。

（画像＝https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP0700-CUSA15000_00-EXTREMEVSMBONPKGより）

■龍田 優貴
ゲームの尻を追いかけまわすフリーライター。時代やテクノロジーと共に移り変わるゲームカルチャーに目が無い好事家。『アプリゲット』『財経新聞』などで執筆。個人的なオールタイムベストゲームは「ファミコン探偵倶楽部」シリーズ。
Twitter：@yuki_365bit