乃木坂46卒業組のYouTubeは“新たな自己表現の場”に? 生駒里奈のチャンネル開設から考える

 元乃木坂46の生駒里奈が7月23日にオフィシャルYouTubeチャンネル「生駒里奈 ‘IKOMACHANNEL’」を開設。ファンとつながる新たな場所として個人チャンネルを始動させた。

【自己紹介】生駒里奈、YouTube始めます!

 そこで本稿では乃木坂46のOGメンバーの中でも高い人気を誇るチャンネルの伊藤かりん、そしてここ最近チャンネルを立ち上げた井上小百合をピックアップし、彼女たちのチャンネルの魅力とはどんなところなのか、また注目すべきポイントはどこなのかを考えてみたい。

 5月26日に「かりんチャンネル」を開設し、現時点で19本の動画を投稿、チャンネル登録者数は12.8万人を記録し(7月24日現在)、順調なスタートを切ったのは伊藤かりんだ。第1弾の動画で伊藤は「分野をかためてしまうよりは、私自身の名刺代わりになるようにYouTubeをやっていきたい」と語っていたが、正にその言葉の通り自身の趣味・得意分野に関する動画をこれまでに配信してきた。「将棋」「ディズニー」「ゲーム」に関する動画、さらに自称“大食い”というキャラを活かし、吉野家の“スタミナ超特盛丼”完食にチャレンジしたこともあった。

 「かりんチャンネル」の特徴としては、多くの動画を自宅で撮影しているという点が挙げられるだろう。部屋に飾っている数々のディズニーグッズを紹介したり、キッチンでディズニーリゾートのパークフードレシピを再現したりと、プライベートな空間を惜しげもなく披露している。Instagramでもお気に入りのグッズを紹介したことはあったが、本人の音声解説付きで楽しめるのはYouTubeならではと言えるだろう。

 伊藤は、現役時代にグループ屈指の“有能キャラ”としてファンの間で知られていた。現役・OGを問わず慕われる人徳もあり、新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が求められていた期間は乃木坂46内グループ「すいか」所属メンバーとリモート飲みを行なったことをInstagramにて報告したこともある。とりわけ西野七瀬と仲が良いことでも有名で、2人でインスタライブを行なったことも話題となった。以上のポイントを踏まえると今後、乃木坂46のOGメンバーが「かりんチャンネル」に登場する日を期待してしまうのも仕方がないだろう。

 7月6日にYouTubeデビューを果たしたのは、井上小百合だ。これまで投稿した動画は計3本で、チャンネル登録者数は7.47万人。初の動画は「アイドル卒業後の女優業に密着」と題し、密着ドキュメンタリー風にグループ卒業後の様子を公開した。

 そんな井上が伊藤、生駒と異なる点は「乃木坂46合同会社」から移籍するという道を選んだこと。過去に深川麻衣が乃木坂46を卒業して本格的に女優の道を歩むべく「テンカラット」への移籍を発表したことがあったが、井上もグループ卒業後は、堤真一など実力派俳優がズラリと所属する「シス・カンパニー」に移籍することを決断した。

 第1弾の動画では、東京・下北沢の本多劇場で行なわれた、初挑戦となるひとり舞台「DISTANCE」の『齷齪(あくせく)とaccept』の裏側に密着している。この映像ではある種、1人の“新人女優”としての井上の姿が捉えられていた。乃木坂46への深い愛情も語っていた井上だが、同時に「『振り返っちゃうだろうな』と思ったんです。だから振り返らないように携帯に入っていた記憶を全部消したんです。多分残っていたら見返しちゃったりとか思い返したりとか、考えちゃったりしちゃうと思うから」と女優業への強い覚悟も明かしていた。

 動画の中ではシス・カンパニー代表の北村明子氏が井上に対し「今後の女優としての成長を楽しみにしていたい」と語っていたが、北村氏とは立場は違えど、多くのファンも井上の更なる成長を見守っていきたいところだろう。動画の概要欄には「これから、色んな自分を知っていただく場所になればと思っています。よろしくお願いします」と綴られてあったが、この先も様々な動画を仕込んで、画面の先にいるファンを楽しませてくれるに違いない。

 井上と同様、現在女優として活躍する生駒は「他のSNSでは表現できない、今後の女優活動にプラスになるようなことを発信していきたい」という思いから、YouTubeチャンネルを開設したという。これまでメディアに見せたことのないリアルな素の姿や、いろいろなクリエイターやタレントなどとのコラボレーションなど、YouTubeというプラットフォームを使って新しい挑戦を行っていくとのことだ。



 生駒といえば、デビューから5作連続でセンターを務め、初期からグループの顔として人気を牽引した。知名度も高い彼女だけに、YouTubeというフィールドでこれからどんな表現を行なっていくのかも注目が集まることだろう。