オークションで3800万円叩き出した“任天堂プレイステーション”、自作する男が現れる
PlayStation5が2020年の年末発売に向けて注目を集めている一方、ソニーがPlayStationを開発する切っ掛けとなった幻のゲーム機が、別の方向から話題になっている。
スーパーファミコンとPS1のハイブリッド、大金を投じずに実現
『スーパーファミコンCD-ROMシステム(Super NES CD-ROM)』は、スーパーファミコンの周辺機器として、1990年代に任天堂とソニーが共同で開発を進めていたもので、後に“任天堂プレイステーション”とも呼ばれるようになった。実際にリリースされることはなかったが、モックアップ画像は90年代のゲーム雑誌にも登場している。
この超レアもののゲーム機を欲しくて仕方がなくなったあるゲーマーが、大金を投じることなく、なんと自分で作ってしまったと『Nintendo Life』が報じている(参考:https://www.nintendolife.com/news/2020/07/random_rather_than_pay_a_fortune_for_the_legendary_snes_playstation_one_man_built_his_own)。
“任天堂プレイステーション”を自ら作ってしまったのは、LASTFANTASYという名のゲーマーだ。
一体どのようにして、まとまった開発費用もかけずに作ったのだろうか。彼によると、任天堂がリリースしたスーパーファミコン専用周辺機器でデータ放送を受信する端末Satellaviewを、PlayStation 1で動作するCD-ROMドライブに変換したのだという。
これはオールインワンのSNES PlayStationのオリジナルプロトタイプと全く同じではないが、よく似ている。いわば、スーパーファミコンとPS1のハイブリッドを構築したもので、仕組みは、至って簡単だそう(参考:https://kotaku.com/fan-builds-his-own-snes-x-ps1-hybrid-1844299831)。
LASTFANTASYは、その制作過程を動画にて公開している。