Appleが複数のスマートグラスを開発か 多数の特許が明らかに

Appleが複数のスマートグラスを開発か 多数の特許が明らかに

 Appleが、AR・VR兼用スマートグラス「Apple Glass」を開発しているというリークが、このところ巷を賑わせている。そしてどうやら、特許もそれを裏付けているようだ。

アイウェア、スマートグラス、HMDに関する特許取得が最多

 2020年にアメリカ特許商標庁(USPTO)が公開しているAppleの特許は、アイウェア、スマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に関するものが最も多いと『Patently Apple』は報じている(参考:https://www.patentlyapple.com/patently-apple/2020/06/apples-secretive-technology-development-group-is-working-on-both-ar-glasses-and-an-advanced-hmd-with-a-stunning-display.html)。

 1000人規模のエンジニアからなるAppleの技術開発グループ(TDG)は、ARグラスと見事なディスプレイのHMDに取り組んでいるという。コードネーム「N301」はHMDスタイルで、VRとAR両方を最大限に活用して、ゲーム等のコンテンツのために、全て網羅するデジタル・エクスペリエンスを提供すべく設計されているとのことだ。

 Appleが最近取得した特許には、ARアプリケーションに高品質の画像を提供する、光学レンズへの投影画像の視野を拡大するように設計された、瞳孔拡大機能がある(参考:https://www.patentlyapple.com/patently-apple/2020/06/apple-patent-reveals-future-glasses-with-a-pupil-expansion-feature-that-increases-the-field-of-view-of-a-projected-image.html)。

 また、ジッタ軽減等を伴うARコンテンツを記録するというスマートグラス・デバイスに関連する特許もある(参考:https://www.patentlyapple.com/patently-apple/2020/06/apple-smartglasses-patent-reveals-gaze-driven-recording-of-video-and-ar-content-with-jitter-reduction.html)。

Apple Glassの仕様をめぐり意見対立 「超ハイスペック」それとも「軽量」?

 『MacRumor』は、AppleのTDG内の開発経緯について詳述している(参考:https://www.macrumors.com/2020/06/19/apple-ar-vr-headset-2022/)。

 Appleの元デザイン責任者であるJony Ive氏と幹部Mike Rockwell氏の間には、意見の相違があったそうで、コードネーム「N301」は当初、ウェアラブル製品ではこれまでになかったグラフィックスと処理速度を備えた超強力なシステムとして設計された。処理能力は非常に優れていたが、そのぶん発熱も高かったため、このテクノロジーを洗練されたヘッドセットに組み込むことはできなかった。

 その代わり、Rockwell氏のチームは、ワイヤレスシグナルでヘッドセットに接続する、小さなMacに似たハブ販売を計画した。Rockwell氏の初期バージョンで、ヘッドセットはパワーを抑えた独立モードで動作することもできたという。

 しかしIve氏は、機能させるために別個の固定デバイスを必要とするヘッドセットの販売に難色を示し、「パワーを落とし、完全にデバイスに埋め込むものを開発し直すべき」とRockwell氏に提案。ところが、ワイヤレスハブは非常に優れたパフォーマンスを実現し、市場で追随を許さないと主張され、平行線が続いたという。

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