フォートナイト、“水”がテーマのチャプター2シーズン3開幕 開発元Epic Gamesの評価額は170億ドルに
北米プロサッカーリーグの2倍以上
フォートナイトの新シーズンが開幕した17日、フォーブスジャパンはフォートナイトの開発元であるEpic Gamesの評価額が170億ドル(約1兆8,000億円)に達したことを報じた。同社は、この評価額にもとづいて7億5,000万ドル(約800億円)の資金調達を画策している。
以上のようなEpic Gamesの高評価の背景にあるのは、登録プレイヤー数が3億5,000万人を超えるフォートナイトの繁栄だ。さらに、同社が提供するゲームエンジン「Unreal Engine」の存在も高評価に貢献している。
フォーブスジャパンの記事では、170億ドルというEpic Gamesの評価額の価値を明らかにするために、北米プロサッカーリーグのMLS(Major League Soccer)の市場価値を引き合いに出している。26のサッカークラブが参戦しているMLSの市場価値は、75億ドル(約8,000億円)である。Epic GamesはMLSの2倍以上の価値があるというわけなのだ。
ビジネス系メディア『VentureBeat』もEpic Gamesの評価額を報じており、その記事では同社の直近の業績も伝えている。周知の通り、コロナ禍の影響で多くの業界が打撃を受けているなか、ゲーム業界は活況を呈している。Epic Gamesも例外ではなく、4月だけの収益が4億ドル(約430億円)であった。ちなみに、同月には数々の記録を樹立したフォートナイトのゲーム内イベント「Astronomical」が開催された(このイベントに関する記録については、既報を参照)。
フォートナイトのチャプター2シーズン3では大きな変更が生じたことで賛否両論となっているが、大きな注目を集めているとも言える。さらに、今後ゲーム内イベントスペース「Party Royale」でのコラボイベント開催も予想されることから、同ゲームは文化的インフラの役割も果たすと見られる。こうした一連の動向は、開発元のEpic Gamesの評価を盤石なものとするだろう。
トップ画像出典:フォートナイト公式ニュース「フォートナイトチャプター2・シーズン3」ページより画像を抜粋